〜この地に植えられ70年〜
主イエスよ来てください!
主の再臨を心から祈ろう!

2023年10月23日(日)新城教会主任牧師 滝元順

ヨハネの黙示録 22章16~17節

『「わたしイエスは御使いを遣わし、諸教会について、これらのことをあなたがたに証しした。わたしはダビデの根、また子孫、輝く明けの明星である。」御霊と花嫁が言う。「来てください。」これを聞く者も「来てください」と言いなさい。渇く者は来なさい。いのちの水が欲しい者は、ただで受けなさい。』

皆さん、おはようございます。ハレルヤ!Back2Eden、「エデンの園に戻りましょう」というバンド名ですが、エデンの園に戻りたいですよね。世界情勢を見ますと、本当にこれからどうなってしまうのか、たいへん心配です。
昨日も我が家に孫と友人の少年が泊まって、朝はすき家に行きたいということで、子どもをカレー牛丼を食べたのですが、一人の少年はおかわりまでしました。
しかし昨晩彼らは、最近の戦争について教えてくれと言うのです。それで一時間くらい、彼らと勉強会をしました。すると途中から、一人が、「もうそれ以上言わんで!眠れなくなる!」と言って、小学二年の子どもたちもかなり心配していました。
これからの世界はどこに向かうのでしょうか。しかしBack2Eden。イエスさまの十字架によって、人類はエデンの園、以上の場所に再び戻ることができるのです。私は心からその日を信じ、待ち望んでいます。

今年は新城教会は七十周年ということで、「主イエスよ。来てください。」と、毎回、私のメッセージ・タイトルには付けています。今朝は特に「主の再臨を心から祈ろう!」というタイトルでお話しさせていただきます。
このような状況の中、人類に一つだけ希望があるとしたら、それは、イエスさまが再び帰って来られる「再臨」です。イエスさまが王となって治めてくだされば、皆、幸せになるはずです。

新城教会、七十年前からこの地で宣教を開始したのですが、一九六〇年代に青年たちに聖霊が注がれて、田舎に三つの教会ができたとお話ししました。先日は皆さんに、「三つの教会のために祈り、支援しましょう!献金しましょう!」とおすすめしました。すると、六十万円ぐらいの献金が集まりました。それで一教会、二十万円ずつお届けしてまいりました。

これは北遠教会の創立者の一人、田中政男先生の奥様、芙美子先生です。まだまだお元気です。八十三歳だと思いますが、車を乗り回していると聞いたのですが、なかなかすごいです。
 昔のことも全て覚えておられて、私が「北遠教会は活動していません」みたいなことをここで話しましたが、「順ちゃん!北遠教会、しっかり、やっているよ!」と言われました。芙美子先生は第三週の担当だ!と話していました。感動しました。

東栄教会も、中村先生は天に帰られましたが、奥様は九十歳以上です。教会を一人で守っておられます。息子さん達も立ち会って受け取って下さいました。

十月八日、私は設楽教会に行かせていただきました。新城教会からも、数名の方がご一緒してくださいました。菅沼先生の左側におられる方が、以前お話しした滋賀県の森田牧師です。副市長と出会った方です。
滋賀県のある町で、この先生に、聖霊が「副市長のところに行って話しなさい」と語りかけ、その副市長、なんと昔、設楽教会に来ていた人だったわけです。
そして今回、この先生と出会ったら、すぐにこう話されました。「今日、設楽教会に来たことは神の導きでした!」と言うのです。この先生は本当に不思議な方で、設楽教会に来る為に新東名を走っていたらしいのですが、自分の前に走っていた車が気になって、誰が運転しているのか、わざわざ見てみたと言うのです。そんな人も少ないと思うのですが、そうしたら、なんと、自分を救いに導いてくれた牧師が運転していたというのです。しかも、その牧師先生、鹿児島で伝道している方です。
それも、どこでその先生を見つけたのかというと、新城市の設楽が原パーキングエリアのすぐ手前だったそうです。不思議な方です。
現在、設楽教会の菅沼牧師は、四代目です。日本のリバイバルの原点で、福音の火を灯し続けています。

今日は私、たいへん嬉しいです。なぜなら、洗礼式があるからです。誰が洗礼を受けるのかと言ったら、Tさんです。シャロームに来られている方ですが、雅也先生が世話をして下さり、本日、洗礼を受けることになりました。
彼はどうしてクリスチャンになったのかと言いますと、実は私が高校生時代、近くの集合住宅で日曜学校を行っていましたが、毎週、子どもたちにみことばカードを配ったりしていたのです。その時、彼は、私の日曜学校に来ていたと言うのです。私は何も覚えていませんが、何しろ、彼はみことばが書いてある豆カードが欲しくて、毎週、来ていたというのです。
しかしやがて来なくなって、何十年も経ったのですが、ある日、家のポストにキリスト教のトラクトが入っていたそうです。彼はそれを見て興味を持ったそうです。誰がポストインしたのかと言ったら、設楽教会の菅沼先生でした。先生は、トラクト配布とか、放送伝道を専門にやっているのですが、トラクトが少し余ったので、ある集合アパートに、入れたそうです。それで彼は菅沼先生と聖書勉強会を始めて、やがて、シャロームに入所して福音を聞いて、今日は、洗礼を受けるのです。「水の上にパンを投げよ。後の日になって見出します。」とありますが、その通りです。

なぜ神さまは愛を持って、人々に接してくださるのかと言うと、この世は悪魔の支配下にありますから、何とか一人でも多く、救い出してあげたい!と強く願っておられるからです。
現在、世界規模で起こっている事柄は、普通ではないと思いませんか?ウクライナで戦争があったと思ったら、今度はイスラエルのガザで始まり、それ以前は、三年以上にわたる新型コロナ騒動です。どう考えても、ちょっと異常です。
なぜこうも連続して悪いことが起こるのか?しかし、それに関しても聖書は語っています。

ある日、弟子たちがイエスさまのところに来て、「世の終わりのしるし」について質問しました。するとイエスさまは、次のように語られました。

“イエスがオリーブ山で座っておられると、弟子たちがひそかにみもとに来て言った。「お話しください。いつ、そのようなことが起こるのですか。あなたが来られ、世が終わる時のしるしは、どのようなものですか。」”(マタイの福音書 二十四章三節)

“民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、あちこちで飢饉と地震が起こります。しかし、これらはすべて産みの苦しみの始まりなのです。”(マタイの福音書 二十四章七~八節)

と語られました。ここで「戦争が起こる」と告げられています。「国は国に敵対して立ち上がる」と、今の時代は、イエスさまが語られた通りのことが起こっています。イエスさまが普通の人なら、「未来はいい時代になりますよ!科学が発展して住みやすくなります!」と言いそうなものですが、そうではなく、「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、あちこちで飢饉と地震が起こる」と、預言されたのです。しかし、それはまだ「産みの苦しみの始まりだ。」と言うのです。これからも、どんどん悪いことが起こりそうです。本当に暗くなりますね。
しかし最終結論はこうです。

“御国のこの福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての民族に証しされ、それから終わりが来ます。”(マタイの福音書 二十四章十四節)

地球上のすべての地域に福音が伝達されたら、終わりが来るというわけです。世界の教会は、このみことばが実現するために、アフリカの奥地にまで宣教師を送りました。
しかし現在は、一瞬で世界中に福音が伝わる時代となりました。
誰でも、スマホとかを持っていると思いますが、SNS等でつぶやくだけで、今や、全世界の人たちがその情報を共有します。最近の政治家や権力者たちは、ソーシャルネットワークを使っています。アメリカ大統領が少しでも情報を流せば、世界が一喜一憂します。また容易に騙されたり、操作され喜怒哀楽を体験するわけです。一瞬にして全世界に福音が伝わる時代がやって来ました。
総合的に言ったら、私たちが生きている時代は最悪の時代、終わりの時代に突入していると言うことになります。
そんな中、唯一の希望は、イエスさまの再臨であり、イエスさまが人類の王となられることです。

しかしイエスさまが帰って来てくださるためには、一つの条件があります。それは先ほど読んでもらいましたように、

“御霊と花嫁が言う。「来てください。」これを聞く者も「来てください」と言いなさい。”

「花嫁」はクリスチャンであり、教会ですが、聖霊により心を一つにして「来てください!」と叫ばないと帰って来られないのです。いろいろな問題が起こったら、教会は、「来てください!」と叫ばなければならないのです。それがないと、繰り返し問題が起きます。地球規模の問題は、教会に対する聖霊さまからの祈りの要請と警告です。

現在の世界の状況は、ある意味、すでに第三次世界大戦です。ウクライナとロシアの戦いは、ウクライナ側は、アメリカとEU、NATO諸国がサポートしており、日本もその一員です。
一方、ロシアはどうでしょうか。中国、北朝鮮、アラブ諸国がついています。ということは、代理戦争です。ウクライナ戦争は、既に、第三次世界大戦だと言えます。

そして今回、ハマスとイスラエルとの戦いが始まりました。ハマスとは、後からも話したいと思いますが、ガザという地域に潜伏している「国際テロリスト」です。その背後には、イランを始め、ロシア、アラブ諸国が関わっています。だから、あんな大胆なことができたわけです。
またイスラエル=アメリカです。今や、二つの方面から世界大戦が始まっています。本当かなぁ、と思う人がいるかもしれませんが、新型コロナのことを思い出して下さい。日本の新型コロナは、最初、横浜に停泊した客船で出たと言って騒いでいました。「そのうちに収まるのでは?」と思っていたら、あっという間に日本中に拡大しました。
世界大の戦争も同じです。第一次世界大戦も、第二次世界大戦も、あれよあれよという間に、世界中に広がりました。
現在、二つの戦争が起こっているのは、世界中に火が回る寸前を意味しています。目下、地球全体に戦火延焼中ではないでしょうか。このような中、我々は何をしたらいいのでしょうか。ただ目の前の生活に終始するのではなく、クリスチャンとしての使命を果たさなければなりません。それは何か、「主よ、来てください!」と叫び、祈ることです。

特に、誰が叫ばなければいけないのかというと、やはり、本家本元の人たちです。イエスさまはイスラエルで生まれたユダヤ人でした。ユダヤ人が自ら叫ぶ必要があります。しかし世界で最も、クリスチャンが少なく、且つ、クリスチャンになりにくい国は、「イスラエルのユダヤ人」です。彼らは、「イエスさまきてください!」とは、叫んでいません。これではイエスさまは帰りたくても、帰ることができないのです。異邦人の私たちは叫んでいますが、やはり、一番叫んでほしいのは、本家本元のユダヤ人たちです。彼らが「イエスさま、来てください!」と叫ぶように、祈らなければいけないのです。
今回の戦いを通して、イスラエルは苦境に立たされています。この苦しみを通して、イスラエルの人たちが、イエスさまがメシア、唯一の救い主だと気づくよう、心を合わせて祈らなければならないのです。

真理の道は一つしかありません。ヨハネの福音書十四章一〜六節を見ると、こう記されています。

“「あなたがたは心を騒がせてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。わたしの父の家には住む所がたくさんあります。そうでなかったら、あなたがたのために場所を用意しに行く、と言ったでしょうか。わたしが行って、あなたがたに場所を用意したら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしがいるところに、あなたがたもいるようにするためです。わたしがどこに行くのか、その道をあなたがたは知っています。」
トマスはイエスに言った。「主よ、どこへ行かれるのか、私たちには分かりません。どうしたら、その道を知ることができるでしょうか。」イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれも父のみもとに行くことはできません。”