2023年10月8日（日）新城教会牧師 上條実
ヨハネの福音書 10章27節
『わたしの羊はわたしの声を聞き分けます。またわたしは彼らを知っています。そして彼らはわたしについて来ます。』
ハレルヤ！主の聖なる名前をほめたたえます。皆さんいかがお過ごしでしょうか?先週までは暖かい日が続き、先週の礼拝では私は半袖で過ごしておりました。しかし、今日はぐっと寒くなりまして、背広を着てご奉仕させていただきます。皆さんも風邪などひかないように、ぜひ気をつけていただきたいと思います。
早いもので十月も第二週を迎えました。私にとってこの十月というのは、ターニングポイントになった月です。二〇一九年十月一日の朝、その日は火曜日だったのですが、家内の朝食を用意して、そろそろ家内を起こそうとした時に、体に少し違和感がありました。少し変だぞと思っていたら、だんだん口角などが麻痺をしてきましたので、家族に救急車を呼んでもらい、病院へ向かいました。診断の結果、脳梗塞を起こしており、四日間入院いたしました。しかし皆様のお祈りによって、何の後遺症もなく退院することができました。 しかし、その入院中の検査で、心臓のすぐ上の太い血管、上行大動脈という血管に瘤ができている事が判明し、翌年の二〇二〇年十月十三日に手術をしました。大きな手術でしたが、もし脳梗塞にならなかったら、病も気づかずに過ごして大東脈乖離とか剥離で、今は生きていないかもしれません。「すべてのことに感謝しなさい」というみことばがありますが、脳梗塞になったことで、さらに大きな病が見つかって感謝でした。今このように主のご奉仕をさせて頂けることに感謝します。
また家内のためにもいつもお祈りくださり感謝いたします。家内はお祈りによって支えられておりましたが、少し調子を崩していました。眠る前に眠剤を飲んでいるのですが、その眠剤が合わなくて、服用して三時間ぐらいで起きてしまうようになりました。その後、理由はわかりませんが、一時間ごとにトイレと言って起こされ、ひどい時は七回、八回ぐらい、夜中に起こされてトイレに連れて行くようになりました。そのため彼女も調子を崩し、介護している私も疲れてしまい、限界を覚え、一回よく診察して、薬なども調節してもらおうと思い、家族と相談をして、前回入院しておりました、東京の小平市にある病院に入院をさせて、治療していただいております。面会に行ってあげたいのですが、東京の方では特にコロナが流行っていますし、またインフルエンザも流行しておりまして、一週間に一度のみ、それも十五分だけの面会という事で、本当に厳しい状況です。ぜひ家内のために覚えて祈っていただければと思います。
そしてリバイバルミッションのためにお祈りくださり感謝します。今日は北海道旭川の方で平岡先生とチェヨンド先生がご奉仕をしてくださっております。明日は小樽市にある蘭島キリスト教会で奉仕があります。北海道も大雨が降ったり、急激に寒くなっております。先生方の健康が守られます様にお祈りください。
そして滝元順牧師と何人かの兄姉が、設楽町にあります設楽教会に出かけております。特別設楽教会のためにも覚えて祈っていただければと思います。
では先ほどお読みいただいたヨハネの十章二十七節、もう一度読んで、みことばを学んでいきたいと思います。
『わたしの羊はわたしの声を聞き分けます。またわたしは彼らを知っています。そして彼らはわたしについて来ます。』
本日のみことばのタイトルは、『主の声を聞こう!』～あなたは不携帯・圏外・充電切れになっていませんか?～というタイトルで語らせて頂きます。皆さんは携帯電話をお持ちでしょうか？昔は固定電話しかなく、家や会社でしか電話はできませんでした。出かけていて、事務所に戻ると、机の上に沢山の付箋が貼り付けてあり、伝言でどこどこへ電話してくださいと書かれていて、折り返し電話をするような時代でした。しかし今はみな携帯電話を持っていますので、どこでも電話がかかってきます。変な話、トイレに入っていても、何していても電話がかかってくるものですから、正直大変な時があります。皆さんは今、日本でどのくらいの携帯電話が契約されているのかご存じでしょぅか?何台ぐらいかという事を検索しました。すると
現時点では人口減少の影響を受けることなく、携帯電話契約数の総計約二億三〇〇万台だそうです。
NTTドコモが八七四九万四八〇〇台、三か月前より九五万台、契約が増加しているそうです。KDDI auは六四二三万三五〇〇台、この会社も三か月前より九七万契約の増加しています。Softbank五一二九万四六〇〇台、三か月前より一〇七万契約の増加。（ワイモバイル含む）そして楽天モバイルは五一万台、三か月前より三万契約の増加しているそうです。日本の人口はこの九月一日現在、一億二四四五万人だそうです。しかし携帯電話契約数はなんと二億三百二万二九〇〇台だそうです。約一人に二台という計算で携帯を持っているという事になります。本当にすごい時代だなと思います。どんどん人口が減少しているのに、三ヶ月前よりも、どの携帯会社も増えているのです。便利な時代になりましたが、便利になった半面、その携帯電話を使って多くの事件やトラブルに巻き込まれてしまっています。オレオレ詐欺やSNSによる誹謗中傷による問題。出会い系。闇バイトなどなど携帯電話で多くの事件がおきています。便利になった分、怖い凶器になってしまうこともあります。私たちや子どもたちも気をつけてしっかり管理していかなくてはなりません。本当に携帯電話は正しく使用すればとっても便利なものです。しかしそんなに便利な携帯電話でも、不携帯であったり、充電切れであったり、電波の届かない圏外の場所に居たら、使いものになりません。
ここ何週かにわたって滝元順牧師がメッセージした中で、マタイの十二章二十八節から二十九節のみことば
『しかし、わたしが神の御霊によって悪霊どもを追い出しているのなら、もう神の国はあなたがたのところに来ているのです。強い人の家に入って家財を奪い取ろうとするなら、まずその人を縛ってしまわないで、どうしてそのようなことができましょうか。そのようにして初めて、その家を略奪することもできるのです。』
まず、「強いものをまず縛りなさい。」と語られました。とても恵まれました。そんな中で二人の少年が土曜日に順牧師宅に泊まりに来ると言っていました。そして二人の少年と滝元順牧師は、とりなしの祈りに出かけて行った証が語られていました。少年にイエスさまが「おまえを毎週、順先生の家に泊まらせているのには理由がある。それは、おまえに祈りを教えたいからだ。」と言われたと話されました。子どもというのは不思議ですけれども、霊的な耳が開かれていて、まだ罪もないことですので神の声を聞く、と順先生が話されたとき、私の心にみことばが思い浮かびました。ヨハネの十章二十七節のみことばです。
『わたしの羊はわたしの声を聞き分けます。またわたしは彼らを知っています。そして彼らはわたしについて来ます。』
このみことばは、イエスさまは羊飼い、私たちは羊として語られています。『わたしの羊はわたしの声を聞き分けます。』とありますが、神様は子どもだけに語っているのではなく、羊全体に語り、わたしの声を聞き分けますとあるように、大人も子どもも同じように語られ、みな声を聞き分けることができるのです。
そしてみことばを語られた時に、私に対して、「家内の入院や看病などで、忙しくしているが、羊飼いであるわたしの声を聞けていないのではないか」と問われたような気がしました。いつでもどんな時でも神さまは、私に語りたくて心の携帯に連絡しているが、「あなたは気づいていない。あなたは不携帯・圏外・充電切れになっていないか点検しなさい」と教えられました。
『わたしの羊はわたしの声を聞き分けます。またわたしは彼らを知っています。そして彼らはわたしについて来ます。』
ヤコブの手紙一章二二節に
『また、みことばを実行する人になりなさい。・・・』
というみことばを思い出しました。霊的戦いと聞いても、正直、家内の看病で疲れてしまい、戦う必要はわかっていても、なかなか戦うこともできずにいました。しかしそんな私に、「わたしの声を聞きなさい。聞かなければあなたは迷ってしまい、谷や崖に落ちてしまう」と教えられました。
だからわたしの羊はわたしの声を聞き分けます、とある様に、私たちはしっかりと充電し、常に携帯電話を持ち、圏外の所に行かないようにしっかり神様と繋がっていなくてはいけない。神様から語られたら、その電話に応答して、言われたことを実行できる人にならなくてはいけないと教えられました。
ヨハネの一章十二節、
『しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。』
これは素晴らしいみことばです。王の王、全能の主で父なる神様、イエスさま、聖霊さまが、私の父であって、神の子どもとしてくださる特権をお与えになってくださった。最高のみことばだと思います。私は神の子どもです。そしてマタイの一章二十三節に、
『見よ、処女がみごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」(訳すと、神は私たちとともにおられる、という意味である。)』
「インマヌエル」、神は私たちとともにおられる。主がいつもともにいてくださる。今日、皆さんとともに、主がいてくださることを感謝していきたいと思います。
いつも親子の会話をしなくてはいけない。親の声を聞かなくてはいけません。神が親であり、いつもともにいてくださる。
そして、主が「あなたは不携帯・圏外・充電切れになっていませんか?」と忠告しています。いかがですか?神様と直結しているあなたの携帯は不携帯・圏外・充電切れになっていませんか?神のことばを聞きなさいと教えています。聖書の中に、伝道者の書の三章一節に、
『天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。』
すべてに「時がある」とあります。そして、三章十一節には、
『神のなさることは、すべて時にかなって美しい。・・・・』
とあります。私たちは毎日生活していく中で、偶然にいろいろなことが起こったり、偶然に人に会ったりしていると思っていませんか?私は先日、新城市にあるH寿司で一人で食事をしていたら、三〇数年ぶりに知人に出会いました。とても懐かしく、昔話やお互いの近況報告をして、最後には奢ってもらいラッキーでした。それを私たちは偶然と思いますけど、絶対に偶然ではありません。すべてに時があるというのです。私たちは神に生かされていて、私たちが何をするにも、すべてに神の時があって、全部神さまの支配の中で動かされているということを、今日覚えていただきたいと思います。
今日、新城教会に来て、こうして礼拝を毎週守っている兄姉、なぜあなたが新城教会に導かれたのかお分かりですか?ある人は遠方からこの教会に導かれたのはなぜでしょうか。この新城教会は三十年前から霊的戦いということを意識し、この地域のために、日本のためにとりなし祈ってきた教会です。神さまがあなたをここに導いたのは、神の計画があって、絶対に偶然ではありません。インターネット礼拝されておられる方も同じです。偶然ではありません。神があなたを必要だから導かれたのです。神さまの定められた時に導かれたのです。神の体の一部分としてあなたを導かれたのです。あなたは神の子どもです。神の子どもとなる特権をお与えになって下さったのです。私も四人の子どもの親ですが、その子どもたちとその家族を忘れることはありません。子どもたち家族のために毎日祈っています。幸せを願っています。健康を祈っています。車を運転している子どもたちが絶対事故に遭わないようにと祈っています。私でも子どもや家族を思っています。全能の神が私たちを子どもと呼び、親となってくださる方は、あなたをリバイバルのために、勇士になってほしいと思っています。いつも元気で問題もなく、幸せになってほしいと、自分の命をささげてくださった方です。
そのためにも神の声を聞いて、戦う者になってほしいのです。