〜この地に植えられ70年〜
主イエスよ来てください!
・・それから終わりが来ます。

三つの教会ができたことによって、愛知県民の森で時々ミーティングをするようになりました。等距離で集まることができて便利だということで、集まっていたわけです。そんな中から、日本リバイバルクルセードができて、全国の牧師たちの集会が、愛知県民の森を会場に始められました。そこに下條先生来られ、「私の夢は、私が住んでいる西宮市にある甲子園球場で、日本人を講師に伝道集会を開催することです!」と熱く語られたのです。それを聞いて、男性の牧師たちは笑っていました。「でかいことを言う女だな!」みたいなものでした。あの頃は女性が差別されていたような時代でした。しかし下條先生が毎年のように、愛知県民の森の聖会に来て、その事を話したのです。私もその場で聞いていました。「大きいこと言う人だなぁ」と。

しかし元来、単純な私の父が、それを真に受けたのです。「これは神の声に違いない!」と受け取って、「甲子園で集会をやるんだ!」と言い始めたのです。私も困ってしまいました。面倒くさいことになるなぁと思いました。
私は親父とは全く性格が反対です。私は父の所に行って「親父さん、甲子園で集会をやるって言うけど、一回ぐらい甲子園球場を見たことあるのか?」『そりゃ見たさ!』と言うわけです。「いつ行ったの?」と聞くと、『テレビで見た。』と言うのです。テレビで見ただけで、決めてしまったのですが、甲子園球場見学ツアーの時、田中先生も父も結構、絶句していました。これで計画はおじゃんになるな!と内心喜んでいましたが、なんと、開催が実現してしまったのです。

でも考えれば、三人の青年たちが、一九六〇年代に聖霊に従い、田舎に入っていなければ、甲子園ミッションはありませんでしたし、愛知県民の森での聖霊の注ぎも、霊的戦いも起こらなかったのです。
振り返れば、その時代、時代に、神の人たちが配備されて、神からの計画書を受け取ったことによって、今があるのです。
ということは、今、私たちが生きている時代も、同じです。偶然教会に来ているかと思うかもしれませんが、そうではなく、神の大きな計画の一環であるということです。
その計画の最終ゴールは何かと言ったら、

“御国のこの福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての民族に証しされ、それから終わりが来ます。” (マタイの福音書二十四章十四節)

終わりの日が来ると言うのです。それはどういう日かと言ったら、イエスさまがもう一度、帰って来られるその日です。私たちは、それを目前としているということです。

霊的戦いも、一九九一年に、第三回日本伝道会議において、「霊的戦いなしに日本の宣教はあり得ない!」という宣言文が採択された翌年に起こったのです。
こう考えていくと、今までの歴史は決して無駄ではなく、それらを土台として、今後、引き続いて起こってくる、大きな主の働きがあるのです。
先に天に帰った、私の両親、田中先生他、家内も含めて、

“こういうわけで、このように多くの証人たちが、雲のように私たちを取り巻いているのですから、私たちも、一切の重荷とまとわりつく罪を捨てて、自分の前に置かれている競走を、忍耐をもって走り続けようではありませんか。” (ヘブル人への手紙十二章一節)

アダムとエヴァから始まって、すべての聖徒たちが、天の教会から、地上の戦いを見て、「頑張って!もうすぐ終わりが来るよ!立ち上がって、もう一度聖霊の火によって働いてくれ!イエスさまが帰る日は近い!そのことを理解してくれ!」と、声援を送っているに違いないと、私は確信しています。

昨日もそのことを強調させていただきました。今日ここに集まっておられるお一人一人、ネットで礼拝に出ておられるお一人一人、これは偶然ではないのです。大きな神の計画の中で持ち運ばれた火が、私たちに手渡されているということです。
私たちは心して、これからの時代を過ごしていきたいと願っています。

最後に一言お祈りして、終わりにしたいと思います。

天の父なる神さま、み名をあがめて、心から感謝いたします。今日は歴史を振り返り、あなたが、新たなる働きを実行しようと願っておられることを確信しました。多くの聖徒たちが神の国の実現のために、精一杯働いてきました。今生かされている私たちも、聖霊の火を燃やし続けることができますように。今からの祈り、献げ物、すべてを受け取り、導いてください。

祈りの途中ですけれど、ご一緒にお祈りしましょう。聖霊の火を燃え立たせて、働きが継続されるように、しばらくの間、ご一緒に祈りたいと思います。祈りましょう!