〜この地に植えられ70年〜
ここは天の門だ!

しかし、イエスさまに癒やしていただいた病人たちも、やがて再び、病気で死んでいったはずです。イエスさまによって、よみがえらせていただいた人たちも、やがて死んでいったのです。
勝門に夢の中でイエスさまが「ばぁばは治ったよ」と言われて、一度は治ったけれど、三年四ヶ月後に死んだのも、それと同じです。私たちは、残念だと思うのですが、地上での癒しは、イエスさまの癒しでも、完璧ではありませんでした。じゃあ、本物の癒しとは何なのかという事です。
それは、やがてイエスさまが地上に帰って来られる時に、本物の癒やしが実現します。その日に、死者はよみがえって、死ぬことがない完全な身体になって、永遠に生きるのです。その時が救いの完成の時なのです。

七十年の歴史の中で、大勢の方々が天に召されました。そこは第三の天と呼ばれ、パラダイスとも呼ばれ、天国の一部です。しかし死んで天に帰った人たちは、完全な救いを手にしたわけではないのです。本当の救いは、イエスさまの再臨と共に、よみがえりが実現する瞬間に手に入れるのです。

皆さん、よみがえりを信じますか?
テサロニケ人への手紙第一、四章十六節、十七節、

『すなわち、号令と御使いのかしらの声と神のラッパの響きとともに、主ご自身が天から下って来られます。そしてまず、キリストにある死者がよみがえり、それから、生き残っている私たちが、彼らと一緒に雲に包まれて引き上げられ、空中で主と会うのです。こうして私たちは、いつまでも主とともにいることになります。』

死んだ人たちがよみがえると言うのです。これを信じるって、結構、ハードルが高いと思いませんか?
家内も召天式後、火葬にされました。私は火葬場には行きませんでしたが、息子と娘が遺骨を持ち帰ってきました。私も家内の骨を見ないといけないと思って、骨壺を開けて見てみました。「享子は、こんなふうになってしまたのか・・・」と。
しかし聖書は、骨になってもよみがえると言うのです。でも骨を見て、「本当にこれがよみがえるのかな!?」と思いました。やはり、よみがえりを信じるのは、かなりハードルが高いと思いませんか?

しかし本来、よみがえりのハードルは、決して高くはないのです。

皆さんは、神さまがおられることを信じますか?
次に、神がすべてを創造され、あなたをも創造されたということを信じますか?
信じるならば、死者をよみがえらせるなんて、創造主にとっては、当然ではないですか?神が万物を創造したのですから、骨になったって、塵になったって、よみがえりなんて当然のことです。
神を信じ、創造主を信じられるならば、よみがえりは当然のことです。
だからいくら家内が骨になっても、私はよみがえりを信じます。やがてイエスさまがこの地上に帰って来られる時には、永遠のからだに宿って、永遠に生きるのです。これが救いの完成の時です。

そして先週、私の孫の勝門が、爆弾発言をしました。彼は、夢の中でイエスさまから、「ばぁばに治る薬をあげるよ」と言われて、それが本当に実現しました。彼は今、六歳になりました。このたび、エレキギターを始めました。
彼が先週、爆弾発言をして、私は一つふっきれました。
それは何かと言うと、彼は以前からママに何度も、こう話していたそうです。「僕はママにも絶対に言えない夢を見たことがある。」と言うのです。娘の里辺架が、「どんな夢を見たの?」と聞いても、「それは言えない。イエスさまがまだ話しちゃいけないって言ったから。」と、彼は頑なに、話すのを拒否していました。娘はきっと、怖い夢を見たんだろうと思ったらしくて、それ以上、聞かなかったらしいのです。彼は度々、そう言っていたらしいです。「ばぁばが治るよという夢と、もう一つ見た夢があるけど、それは絶対に言えない。」と話していたそうです。

先週私は、彼と一緒に祈りました。そうしたら、彼が祈りの中で、爆弾発言をしたのです。
それが、「イエスさまが、ばぁばに薬をくれて治って感謝します。てもその後に、ばぁばは死んで天国に行くよ、って言われました。天国にいっても、また完全になって戻って来るから、心配するなと言われたので感謝します。」という祈りでした。

私は、「おい、今、何って祈ったの?」と聞くと、今まで話すのを我慢していたけれど、初めて話したと言いました。
そういえば、一年ぐらい前に彼が独り言のように話した事を思い出しました。
当時、家内が胆管炎で入院していて、病院に届け物があって、孫たちを連れて届けに行きました。入院していた家内は、結構、元気でした。病院に行った帰りには、いつも刈谷のサービスエリア、ご存知ですか?観覧車がある場所に寄っていました。そこで少し遊んで帰って来るコースでした。
その時、勝門が突然、こうつぶやきました。「この場所は死んだばぁばの記念の場所だ・・。」と。
「おい、おまえ、今、何を言ったんだ?」と聞くと、彼は答えませんでした。
実は、彼は、ばぁばが癒やされるという夢に続いて、「ばぁばは死んで天国に行くよ。でも、ばぁばは、天国から完全に癒やされて帰ってくるから心配しないで。」と夢の中で言われたそうです。そして、「この夢は話しちゃ駄目だよ。」と言われたそうです。やっぱり先にそんなことを聞いたら不安になりますからね。
彼に「ずっと黙っていたの?」と聞くと、「我慢するのが大変だった。」と言いました。
本物の癒やしはどこで完成するのか。この地上での癒しは、不完全です。しかしイエスさまがお帰りになって、永遠のからだに変えられる瞬間に実現します。
それが本物の癒しです。

ですから地上で癒される人もいれば、癒されないで、天に帰る人たちもいるのです。主を信じる者にとって、死は終わりではなく、癒やしも終わりではありません。再臨の時に、二度と病気にならない完璧なからだをいただき、天の家族と地の家族が一つとなって、永遠に生きるのです。そのとき癒やしは完成するのです。それが私たちの大きな希望です。

「今年は喜びの年となる」と主は言われました。本当の喜びは、主が帰って来られる時に実現します。いつ帰ってこられるのかは分からないけれど、それを目標にして生きるのです。テサロニケ人への手紙第一に記されていることが実現するよう、心から願います。

そのために必要なのは、『この場所は、なんと恐れ多いところだろう。ここは神の家にほかならない。』
イエス・キリストを信じて、神の家族に連なることが、重要です。
そして『ここは天の門だ。』と語られています。神さまは教会を天の門として、人々を永遠の世界へ繋ごうとしています。
日々の生活の中、常に天の門は開いています。
今、荒野の中にあっても、主は決して見捨てず、永遠の世界にまで、責任もって導いてくださいます。
最後に一言お祈りして終わります。

天の父なる神さま、み名をあがめて心から感謝いたします。ここは天の門だとヤコブが語ったように、今日、私たちは神の家、天の門に属していることを心から感謝いたします。今年、主が帰って来られることを心から願います。
今から私たちは心からの献げ物をいたします。経済の暗闇に飲み込まれることがないように守ってください。また病からも守ってください。今、病で苦しんでおられる方が癒されますように。
天の門は聖さん式の中に現されます。今週行われる聖さん式が豊かに祝福されますように。
また今週、誕生日を迎えられる兄妹姉妹の上に、特別な祝福がありますように。
イエスさまのみ名を通して、祈りをみ前におささげいたします。アーメン。

お隣の方に、「あなたは天の門です。」と宣言してあげてください。