2023年クリスマス号

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ザ・メッセージ

メリー・クリスマス!
まもなく世界の喜び、「クリスマス」がやってきます。今年の新城教会のクリスマスは、いつもに増してスペシャルです。なぜなら今年、新城教会は「設立70周年」を迎えるからです。それを記念し、皆様に心から感謝して、毎年有料で行っているクリスマス・コンサートを「入場無料」にて開催させていただきます。12月9日は、ご家族でお越しになって下さい。
クリスマスは、全世界の救世主、イエス・キリストの誕生を祝う人類最大の祝日です。世界の多くの国々において、クリスマスは「国家的祝日」となっています。日本は、クリスマスを祝祭日としない、数少ない国の一つです。日本のクリスマスの歴史は、16世紀、山口県においてカトリック宣教師たちによって行なわれたのが最初だと言われます。しかし、江戸時代に入ると、キリスト教は弾圧され、以後、二百数十年に渡って祝われる事はありませんでした。
けれども明治時代になり、改めてクリスマス文化が日本に到来し、祝われるようになりました。そのきっかけの一つが、明治の初期、日本最初のプロテスタント宣教師、ジェームス・バラが横浜に教会を設立したことによります。そこで多くの若者たちがクリスチャンになり、全国にキリスト教文化が拡大しました。
そんな中、日本で最も大きくキリスト教が拡大した村と地域がありました。それが、愛知県北設楽郡津具村(現、北設楽郡設楽町津具)でした。なぜなら、津具村出身の二人の青年が横浜においてクリスチャンとなり、バラを津具村に招き、イエスキリストを伝えたからです。その結果、当時の津具村には多くのクリスチャンが生まれ、後に、日本のキリスト教界に大きな影響を与えることとなりました。当時を物語るかのように、津具には、バラによってクリスチャンとなり、後に、津具教会の牧師となった「村井與三吉」の顕彰碑がひっそりと立っています。そこには120軒ほどが名を連ねており、少なく見積もっても当時、500名以上のクリスチャンが存在したことになります。
近代の日本史において、初めてクリスマスが盛大に祝われたと思われる地域、それは他でもなく、東三河であったと言えます。顕彰碑の書を記したのは、かの有名な「賀川豊彦」でした。賀川は津具において「一粒の麦」という小説を著し、全国的に知られるようになり、後に、世界に影響を与える人物となりました。津具村は当時、クリスチャン擁護派と反対派に二分されたほどでした。その後、日本に軍国主義が拡大し、教会は迫害され、昭和4年ごろ、津具教会は閉鎖されたそうです。
しかしその年、キリスト教反対派の家庭に、一人の男子が誕生しました。その子が、やがて新城教会の創立者となった滝元明でした。
歴史をふり返る時、神は東三河に大きな計画をお持ちである事がわかります。今年のクリスマス・コンサートは、あなたにとっても、私にとっても、スペシャルなクリスマスになると信じます。
メリー・クリスマス!



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新城教会のクリスマス

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しおんちゃん

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