「その町に大きな喜びが起こった。」

あれから二十八年が経ちました。目に見えて大きなリバイバルが起きたかというと、そうではありません。一九九二年聖霊の訪れがあり、その後霊的戦いを主が教えて下さいました。今まで考えてもいなかった霊的束縛があることを知り、様々な角度から霊的戦いの祈りをしてきました。しかし目に見えて祝福を下さったかというとそうではなく、様々な戦いが新たに始まり、先ほども言いましたように、今は暗い時代です。

新型コロナウイルスのために、教会には、皆が一同に集うことができず、密にならないように一部と二部の礼拝に分け、またインターネットで配信リモート礼拝を行なう。共に交わることができず、家庭に訪問すらできない。思ったこともないようなことが現実に起きています。兄姉とともに会って祈る事もできない。一緒に食事もすることもできない。何か散り散りバラバラで、神の家族が散り散りバラバラにさせられている寂しい現状です。

そして、この頃思います。ワクチンが日本にも少しずつ入って来て、接種が始まったというニュースを聞きます。ワクチンも接種するかどうか様々な意見がありますが、みんなが接種すると、だんだんワクチンの効果で日本もマスクもいらない世界が来るのではないかと期待している方もおられると思います。イスラエルではワクチンを多くの方々が接種し、町を歩く時マスクしなくてもよくなった、と報道されていました。新型コロナウイルス終息のために祈っていますが、知らない間にワクチンが福音のように感じてしまい、ワクチンがあったらこれで良くなる。そんな感じがして、ワクチンが福音のように感じてしまっています。
そんな時、『その町に大きな喜びが起こった。』このみことばを頂いて、もっと主に目を向けていかなければいけないじゃないかと教えられております。エレミヤ書三十三章三節に、こんなみことばがあります。

『わたしを呼べ。そうすれば、わたしは、あなたに答え、あなたの知らない、理解を越えた大いなる事を、あなたに告げよう。』

私たちはリバイバルを想像するときに、多くの人々がクリスチャンになる。そして病が癒されて、奇跡が起き、問題も解決して、素晴らしいみわざが起きる。いろんなことを私たちは想像するわけです。そんな私たちの想像よりも理解を越えた大きな働きをしてくださるのが私たちの主です。聖霊の力しかないわけです。ですから私たちは聖霊の力を求めていかなければいけないと覚えます。先ほども言いましたように、五旬節の時に聖霊が臨んで、あのユダヤの地に大きなリバイバルが始まったわけです。しかし現実はステパノが殺され、サウロによって、教会が荒らされ、そしてクリスチャンが投獄されることとなった。そのため地方に散らされて、そこで福音を語った。人の目に困難に映るこの迫害も、主の計画から見ればエルサレムから始まり地の果てまで主イエスの福音が拡がる重要なきっかけとなった。福音が宣べ伝えられ、私たちの町にも、新城教会にも福音が届いて、今皆さんとともに礼拝をしているわけです。
主は私たちに聖霊の働きの中で不思議な業を起こしてくださいます。必ず私たちに、この町に、大きな喜びを与えてくださると信じます。ユダヤと敵対していたサマリヤに主が訪れてくださった。あまり良い例えではないかもしれませんが、愛知県は日本一寺が多いそうです。日本で最も寺が多いと言われているこの地。また町の名前を出して話すことはあまりよくないかもしれませんが、京都や奈良のように修学旅行などで行かれるような地でも、町全体が新興宗教の町になっている所も「私は主を信じます!」と多くの人がイエス・キリストを信じてリバイバルが起きたなら、どんなに素晴らしいことでしょう。主の計画は不思議です。ですから私たちは、主が活きていることを信じて、進んでいきましょう。マタイによる福音書二十一章二十二節、

『あなたがたが信じて祈り求めるものなら、何でも与えられます。』

すごく魅力的なみことばです。私たちの教会は、七十一年の歴史の中でずーっとみことばが語られ続けています。今年のテーマが「七十年が満ちた二〇二一 〜回復と再建の年〜 大逆転・大勝利」、このことばを主から与えられた約束として私たちは握っています。皆さんどれだけ期待していますか?暗くて最悪なことを考え信じていませんか?私たちは神のことばをしっかりと信じていきたいと思います。ヨハネの福音書一章一節に、

『初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。』

と書いてあります。聖書は、主ご自身が語ったことばです。またイザヤ書五十五章十〜十一節に、

『雨や雪が天から降ってもとに戻らず、必ず地を潤し、それに物を生えさせ、芽を出させ、種蒔く者には種を与え、食べる者にはパンを与える。そのように、わたしの口から出るわたしのことばも、むなしく、わたしのところに帰っては来ない。必ず、わたしの望む事を成し遂げ、わたしの言い送った事を成功させる。』

とあります。雨などが降れば地を必ず潤す。同じように主のみことばは、必ず成就する。
種蒔く者には種を与え、食べる者にはパンを与える。そのように、主が語られたみことばは、むなしく、わたしのところに帰っては来ない。必ず、わたしの望む事を成し遂げ、わたしの言い送った事を成功させる。とあります。マタイの福音書五章十八節、

『まことに、あなたがたに告げます。天地が滅びうせない限り、律法の中の一点一画でも決してすたれることはありません。全部が成就されます。』

私たちの神は今も生きています。みことばは天地が滅びうせない限り、律法の中の一点一画でも決してすたれることはない。全部が成就されるとあります。ですから私たちが聖霊の力をもう一度求めていかなければいけないと深く教えられます。

五旬節の時、二階座敷で聖霊さまが臨まれました。その時にリバイバルがすぐに進んだかというと、そうではなくて、迫害があり、ステパノも殺され、散り散りバラバラになって、本当に理解のできないような状況の中にあって、不思議なことに福音が前進しました。同じように私たちの教会に一九九二年に大きな聖霊の満たしが与えられました。私たちは何もできません。しかし神さまにとって不可能なことは一つもありませんから、聖霊の力に満たされて、私たちは進んでいきたいと思います。
今年、この教会に与えられているみことばが、イザヤ書四十四章二十六節〜二十八節、

『わたしは、わたしのしもべのことばを成就させ、わたしの使者たちの計画を成し遂げさせる。エルサレムに向かっては、『人が住むようになる』と言い、ユダの町々に向かっては、『町々は再建され、その廃墟はわたしが復興させる』と言う。淵に向かっては、『干上がれ。わたしはおまえの川々をからす』と言う。わたしはクロスに向かっては、『わたしの牧者、わたしの望む事をみな成し遂げる』と言う。エルサレムに向かっては、『再建される。神殿は、その基が据えられる』と言う。」』

このみことばから「七十年が満ちた二〇二一 〜回復と再建の年〜 大逆転・大勝利!」と私たちは信じて祈っています。いろんな角度から先生方がメッセージを語って、必ず生きて働く神が、成就してくださると私たちは信じているわけです。
今週、私たちはもう一度、聖霊の力を求めて、祈りましょう。この町に様々な噂が立って、大きな喜びが起きて、あの教会に、あの人に、本当に素晴らしいことが起きたんだ!と、主の栄光が現されることが起きるように是非とも祈ってきたいです。

最近、あるところでこんな話を聞きました。クリスチャンでない方からです。「ねぇ新城教会ですごいこと起きたんだって?」と言うんです。「何?」と聞いたら、「癌が治ったんだって!?」と。その人はどこから誰から聞いたか分かりませんが、滝元享子先生のことを聞いて話してくれました。「考えられない事だよね。すごい!」と、その人は興奮していました。私は「はい。すごいことが起きました。」と話しました。もっとそんなことが起きたら素晴らしいと思います。
世界宣教のメールで報告がありましたが、新しい薬の投与の為に今再入院されておられますが、その中でも多くの奇跡を主は起こして下さっています。是非更に聖霊を求めて祈りましょう。回復と再建の年大逆転・大勝利を願い祈りましょう。五旬節の時下った聖霊さまは今も私たちと共にいてくださいます。

今回このメッセージをするにあたり、私も手術して六ヶ月経って、まだまだ体力が戻っていないので、なかなか県民の森祈祷会に出かけることもできずに、家で祈っています。でも今回チャレンジを受けて、昨日は午前中に教会スタッフのミーティングが終わった後、どうしても県民の森に出かけて祈りたいと思いました。でも一人で行く勇気がありませんでした。ちゃんと歩くことができるか自信がありませんでした。毎週夜の祈祷会では駐車場よりもっと手前の所から歩きますが、昨日は駐車場まで車で入って行けます。それでも不安だったので、滝川スタッフにお願いして一緒に行ってもらいました。もし歩けなくなったら彼に支えてもらおうと思って県民の森に行ってきました。
マスクしていますので、あまり彼は分からなかったかも分かりませんけど、心臓が口から飛び出すくらいに大変で、こんなに体力がなくなったのかと思いましたが、行けて本当によかったです。再度聖霊が注がれた場所に立って祈ることができました。日本に、新城市に、新城教会に、また家庭に喜びが満ち溢れるように祈ることができました。再度私たちに聖霊さまが下り、奇跡を現わして下さるように。みことばが成就するように祈って来ることができて感謝でした。

皆さん、私たちの神は生きていると信じますか?本当に今も生きていますよね。理解を越えた大いなることをしてくださる方です。人間と同じレベルの方ではない。圧倒的な勝利者です。ですからその方のために私たちはもう一度聖霊の力を求め、聖霊の力でこの日本を変えてください!この真っ暗闇な、新型コロナウイルスで集まることもできないような教会が、この町が、主よ、あなたの業で、ワクチンじゃなくて、神の業で大きく変えられるように、癒されるように、今日もここで手話通訳されていますけど、ろうあ者の方が癒やされるように。また私の家内や、また滝元享子先生や病を持った方々、他にも多くの問題を持ってがんじがらめになって苦しんでいる方々が癒され、解放され、勝利を持ったら、どんなに素晴らしい事でしょう。私たちにはできない。しかし私たちの神はできる方です。今日そのみことばを信じて、今週はリバイバルを求め、特に聖霊の油注ぎを求める一週間にしたいと思います。どうしても皆さん、寝ても覚めても油注ぎを求め、聖霊さまを求めて、主の業をここに現してください!と求めようじゃありませんか。次元が違う、新しいことが始まると信じます。今日、私たちは暗い閉ざされたところで止まっていますが、それが主の計画であって、また大きく広がって、あの時にサマリヤに大きなリバイバルが起こり、ありえないところでリバイバルが起きて、拡がって拡がって、今、私たちのところまで福音が宣べ伝られた。どうしてもリバイバルをいただきたい。どうしても病が癒やされて、どうしても魂が救われて、皆、主のみ元に行ってほしいと願います。油そそぎを頂き、「その町に大きな喜びが起こった」このみことばが成就するように求めていきたいと思います。最後にお祈りします。

「愛する天のお父さま。今日本に大きな喜びが必要です。私たちの町に、教会に、私の家に大きな喜びが必要です。どうしても、奇跡を起こしてください。どうしてもリバイバルの業、油注ぎを与えて下さい。主よ、油を注いでください。聖霊の激しい訪れを、もう一度起こしてください。主よ、あなたは生きて働いています。みことばを信じます。みことばが成就しますように。信じたら答えてくださる主ですからこの町に大きな喜びを与えて下さい。そこに働く暗闇の力を打ち砕きます。約束のみことばをここに起こしてくださいますように。尊い主イエスさまの御名によって、お祈りをおささげいたします。アーメン。」