約束成就の年

それから四百年が経ち、パロが男子の赤子を全て殺すと決めました。もうユダヤ人の男子が生まれないようにするためでした。その時神は、災害を送り、裁きを下し、扉を開けてこの民をエジプトから脱出させました。
神はアブラハム、イサク、ヤコブの子孫たちを連れ出しました。どこへでしょうか?カナンの地です。モアブの地でもない、シリアの地でもない、カルデヤ人の地でもありませんでした。神は彼らをカナン人の地へ連れて行ったのです。なぜでしょうか?それは神がアブラハムに一つの約束をされたからです。「永遠にカナンの地をあなたとあなたの子孫に与える」という約束です。

使徒の働き七章六〜七節をお読みします。

『また神は次のようなことを話されました。『彼の子孫は外国に移り住み、四百年間、奴隷にされ、虐待される。』そして、こう言われました。『彼らを奴隷にする国民は、わたしがさばく。その後、彼らはのがれ出て、この所で、わたしを礼拝する。』』

そしてそのカナンの地で幸せに暮らしました。先ほど皆さんにお話ししたように、イスラエル王国というのは、アッシリヤによって永遠に滅ぼされてしまいました。
同様にアブラハムの子孫であったユダ王国は、カナンの地にあり、良い時代、悪い時代を経て、最後の王、邪悪なセデキヤ王まで続きました。神はユダヤ人を引き渡し、地を焼き、バビロンへ捕らえ移しました。彼らはバビロンに七十年いました。それは神が裁きは七十年であると告げていたからです。神が何か告げるときは、その通り成就するのです!

七十年が経ち、ダニエルはこう祈りました。「主よ、もう七十年満ちました。」
そしてクロス王はおふれを出し、ユダヤ人を彼らの地に帰還するよう命じました。どこへでしょう?イスラエルの地、カナンです。神さまが永遠に与えると約束された土地です。神は真実な方ですから、その約束も然りであり、アーメンなのです。
その地で彼らは住み続けました。ペルシャやギリシャやローマ帝国の圧力があったものの、彼らは住み続けました。それは西暦七十年まででした。
しかし彼らはイエスさまを拒否したので、神は怒り、国々の中にイスラエルを散らしました。そしてティトウス将軍率いるローマ帝国がそこに侵入して、ユダヤ人をパレスチナから追い出しました。彼らはその土地から追放されたのです!それは約二千年もの間です!二千年も経つのですから、誰が自分たちの土地と認識できるでしょうか?
しかしヒトラーがユダヤ人を根絶やしにしようとした時、六百万人のユダヤ人を殺害し、その民族を絶滅させようとしたとき、神は約束を思い出し、ある一つの命令を出しました。
その時、国際連合がある一つの条約に調印しました。それはパレスチナの地をアブラハムの子孫に返還するというものでした。それをしたのは国際連合ではありません。それは、生きている神さまの約束であり、神自身がそれを成就したのです。なぜなら神は真実な方だからです。

使徒パウロは、すべての神の約束は、神自身であり、然りでありアーメンであると言っています。これは何を意味しているのでしょう?「アーメン」という言葉は、「その通りです」、「もうすでにその通りになった」という意味があり、保証されているという意味なのです。それは信頼するに値するということなのです。
しかしイエスこそ、アーメンな存在なのです。なぜ彼の約束はアーメンなのでしょうか?人類に対して一番大きな約束は創世記三章十五節であると私は信じます。読んでみましょう。

『わたしは、おまえと女との間に、また、おまえの子孫と女の子孫との間に、敵意を置く。彼は、おまえの頭を踏み砕き、おまえは、彼のかかとにかみつく。』

人間が罪を犯したとき、神は女の子孫を起こし、そこから出る一人の男の子がサタンの頭を踏み砕くという約束をされました。
その約束により、生まれた男の子はみな、地獄にとっては脅威でした。しかし人間にとってはそれが希望でした。そしてキリストが生まれるまで何千年と時が経ちました。そして主がこの地上に来られた時、それは約束の成就の時であり、また主が十字架にかけられた時、サタンを打ち砕きました。
創世記三章十五節以降のすべての預言が、そこからすべての神が約束したものが、アブラハムに約束されたものが、イスラエルの民に約束されたものが、王たちや預言者たちによって与えられた約束が、イエスに関するものが、すべての約束が、イエスさまによって成就したのです。それで彼自身が神の約束のアーメンであるお方なのです。それで黙示録の中で主はこう言われました。「私はアーメンである」と。ですから神は真実なお方です。全て約束されたことは、神は成就します。

神があなたにどんな約束をされたかは分かりません。またあなたがどれくらい長く約束の成就を待っているかは分かりません。もう待ちくたびれているかもしれません。もうあきらめているかもしれません。希望を失っているかもしれません。しかし今日、私は皆さんにこう言いたいのです。神があなたに約束されたことすべては必ず成就されます!
神は「必ず良い時が来る」と言われます。「実のなる季節がやってくる」と言われます。「扉のなかった所に扉が開かれるようになる」と言われます。「砂漠の真ん中に道が作られるようになる」と言われます。また神は「いつもあなたと共にいる」と言われます。ですから、このような約束を信じていきましょう!今年のために与えられたみことばは、神があなたのためにしてくださった約束を、イエスさまの名前によって成就するというものだからです。
私は、「神が今あなたの祝福を準備中である」とは言いません。うそをつきません。そうではなく、神はもうすでに完了しているのです。もう成就しているのです。なぜなら神さまが何か言う時は、もうそれはすでになっているからです。今、何百年のイスラエルの歴史の中で何人もの王たちのことを見てきましたが、神さまの約束は必ず成就されるということを今私たちは見てきました。神さまはアブラハムに「カナンの地をあなたとあなたの子孫に与える」と言ったこと、それを成就しました。何千年も経ちましたが、サタンがその約束を打ち砕こうとしましたが、しかし神が約束されたことは、必ずご自身が成就されるのです。ですからあなたに神さまが約束してくださったことを信じてください。
たぶんメッセージを聞いている間に、聖書を読んでいる間に、誰かと話している間に、神さまはあなたの心に直接語りかけて約束を与えてくださったかもしれません。ですから神さまがあなたに直接語ってくださったことを信じてください。神さまがそれを成就します。それではお祈りしていきましょう。

主よ、今朝のみことばを感謝します。私たちに約束を与えくださり、私たちの心に語ってくださいました。それは祈りの中で、またはメッセージの中で、いろいろな状況の中で、あなたは私たちに語ってくださいました。私たちはあなたの約束を受け取りました。しかし時間が経つうちに、だんだんと失望していきました。しかし今朝、私たちの信仰を再確認します。なぜならあなたが約束されたことは必ず成就されるということを私たちは知っているからです。
今年、時が流れていく中で、成就した多くの約束を見ることができますように。私たちの生活の中で、家族の中で、教会の中で見ることができますように。一番良い季節がやってくると信じます。しかしそのために私たちがあなたをあがめることができるように助けてください。あなたをもっと愛することができるように助けてください。あなたにもっと仕えることができるように助けてください。すべてに勝って、あなたを一番に据えることができるように助けてください。すべてに勝ってあなたをあがめます。
あなたが契約の神であることに感謝します。あなたは約束の神であり、全てその約束を果たす神であることを感謝します。イエスさまのお名前によって祈ります。アーメン。