〜この地に植えられ70年〜
主イエスよ来てください!
被造物と共にうめく

すべての被造物を賛美させ、うめきから解放するスイッチは誰が持っているのでしょうか。それはクリスチャンです。クリスチャンが、スイッチをオンにするか否かにかかっています。オンにできないと、イエスさまは、なかなか帰ることができないのです。教会とは、人だけで構成されている組織ではなくて、被造世界全体も加わっているのです。

聖書は不思議なことを告げています。
『わたしが命じておいた木から食べたので、土地はあなたのゆえに呪われてしまった。』と。
人の罪によって、土地が呪われると言うのです。また、
『今やあなたはその土地に呪われている。その土地は口を開いて、あなたの手からあなたの弟の血を受けた。』

人が罪を犯すと、土地から呪われ、土地の上で血が流されると、人は土地から呪われると言うのです。土地と人はシンクロしているのです。なぜならば、人は土地から造られた存在だからです。特に、土から造られたのは女性ではなく、男性です。男性のアダムが土から造られ、エバはアダムのあばら骨から造られました。男性が土から造られた代表なのです。男性の皆さん、土地と思いっきり繋がっている事を理解して、土地の上で犯した罪を悔い改め、土地からの呪いをキャンセルする祈りをしましょう。その役割は重要ではないでしょうか。

私たちが住んでいる設楽が原、十六世紀に数時間の戦闘で、一万六千人が死にました。土地に血が流されたのです。戦争は罪です。罪のゆえに、土地は呪われました。そしてそこで血が流されたのです。すると人々は土地から呪われるのです。新城市民はその土地の上に住んでいます。ということは、呪われている事になります。呪いのスイッチをオフにする権限は、教会・クリスチャンにあるのです。

そういう意味では、アフリカのためにも祈りたいです。アフリカの近代史を見ますと、アフリカ大陸には多くの血が流されています。それは人間の欲によってなされました。アフリカには多くの資源があります。それを目指して、多くの人たちが侵入し、罪のないアフリカの方々の血を流した歴史があります。
ということは、その罪によって土地を汚し、土地からも呪われているに違いありません。その現実に気づく教会が一つでも多く現れないかと、土地も、被造物も、切実に祈っているはずです。アフリカには、多くの動物たちが住んでいます。彼らも皆、首を長くして、「共に祈ってくれる人はいませんか?」と叫んでいるはずです。
それを理解し、祈れるのは、唯一、教会です。自然保護団体ではありません。NPOにあるわけでもありません。教会がそのことを理解しなければならないのです。

“聖書は人類と被造物全体の救いを約束するがゆえに望みを与える書物なのである。”

聖書は人類だけでなく、神が造られた被造物全体の救いを告げる書物です。
新型コロナが明けて、元の生活に戻りたいと願っています。しかし元に戻ってはいけないのです。この時にこそ、私たちは被造世界のために、乗り出していかなければならないのです。被造物全体が共にうめき、共に苦しんで、産みの苦しみをしている仲間として、共に、主を賛美することが重要なのです。

明日の県民の森の祈祷会は、県民の森ではありません。その代わりに、お一人一人に、地域に出て行って、地域の被造物と共に祈っていただきたいのです。「この被造物と一緒に賛美し、祈れ!」と主が示される場所に行って、祈ってほしいのです。ある方は、ペットと一緒に賛美するのも良いのではないでしょうか。
布団の中にはダニが三十万匹くらい住んでいると言われます。布団の中で賛美したら、三十万匹のダニと一緒に賛美できます。ダニたちに「一緒に賛美しろ」と命じてから寝ってください。
コロナが明けてきた時こそが、ある意味、重要なポイントであると私は信じています。
今日は特に、アフリカから先生が来られて、一緒に礼拝しました。出エジプトがなかったら、私はこの地上には生まれていません。続けてアフリカの為にもとりなし、祈りましょう。

一言お祈りしたいと思います。

天の父なる神さま、み名をあがめます。今日はすばらしい賛美と祈りのひとときを与えて下さり、心から感謝します。自分のことしか考えてない人類であることを、赦してください。私たちは、被造物全体が主をほめたたえ賛美するように願います。今週は被造物のうめきを聞き、賛美します。
尊いイエスさまのみ名によって、祈りをおささげいたします。アーメン。