そして今週はもう一つ大きなイベントが控えています。世界的な出来事です。それは、アメリカの大統領選挙です。誰がアメリカの大統領になるのかで、世界は大きく変化します。ハリスか、トランプか、ジョーカーが出るのかわかりませんが、どうなるのかわからない状況です。
現在、アメリカは選挙戦でもちきりです。ロサンゼルスでは大谷がドジャースの優勝に貢献したとして騒がれていますが、大統領選では僅差でトランプがリードしていると言われています。
どちらに大統領になってほしいですか?もしハリスがなれば現状維持でしょう。しかしトランプが返り咲けば、世界の状況が大きく変わる可能性があります。
彼は二回も暗殺未遂に遭っています。一回目はほんの数ミリの差で助かりました。二回目はゴルフをしているところを狙われました。誰もトランプがその場所に来ることを知らなかったはずだと言うのです。マスコミにも情報は出されていませんでした。しかし、狙撃犯は十二時間も前から彼が来ることを知って、茂みに隠れていたのです。ということは、内部で情報を漏らしていた可能性があります。なにしろ、トランプが生きていると困ると強く感じている勢力が存在するのです。
トランプがアメリカで大統領になったら、彼はアメリカファーストとして、奥の手で何をしようとしているのかと言うと、所得税廃止だそうです。トランプはアメリカ国民の所得税を完全に廃止したいと考えていて、その代わりに関税を引き上げようとしています。十九世紀のアメリカには所得税はなく、アメリカは関税によって収入を得ていました。二十世紀に入ってから所得税が導入されたそうです。
これらすべての出来事と結果には、目に見えない戦いと繋がりがあります。私たちクリスチャンがその意識を持たなければ、未来は変わりません。
やがてイエスさまが帰ってこられる日、暗闇の世界で働いていた敵の実態が暴露され、その勢力が焼き滅ぼされて、義が宿る天と地が実現すると言うのです。
それを早めるためには、教会とクリスチャンがどのような立場に立つかにかかっています。
我が家に毎週、泊まりに来る少年たちがいます。彼らは私に、「寂しくないか?」と弱いところを突いて来ます。彼らが来たら、一緒に祈ることにしています。
昨日も礼拝のために祈りました。夜寝るときも、一緒に祈ってから寝ます。
先日も二人が来たので、「イエスさまが夢を見せてくれるように」と祈ってから寝ました。朝起きると、元気少年輝が「俺、夢の中で天国に行って、悪霊をやっつけてきた!」と言いました。
皆さん、天国に行っても悪霊がいたら、困るじゃないですか。でも彼は「天国に行って悪霊やっつけてきた!」と言うわけです。この夢、どう思いますか?
実は、エペソ人への手紙六章十二節、
“私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。”
この箇所の天も「諸天」です。この表現は、初代の教父たちや教会を大変混乱させたそうです。「天」とは、神の国を表しますから、神の国に悪霊がいるの!?嘘!という感じだったそうです。
『言うまでもなくここで言う「諸霊」とは堕天使の働きであるが、問題は「諸天」にある。天上にも悪霊が働くのか?という疑問が初代の教父たちを悩ませた。』
しかし、
「諸天にいる」を省いた異読もあるが、残念ながらこれは成り立たない。これを「諸天の下にいる」と理解する教父たちもいるが、これも無理だろう、と解説されていました。
確実にパウロは「諸天にも悪霊どもが存在し、戦いがある」と主張しているのです。あまり聖書を読んでいない少年に、主はすごいことを語られたと私は驚きました。
「初めに神は天と地を創造した」と書かれているように、神さまが初めに造ったのは、諸天と地を造られました。
私たちは、物質の世界しか見えませんが、見えない領域、諸天があるのです。神は諸天も含めて、「良くできた」と言われました。
しかしその後、悪魔の介入によって、地が荒れていく様子が聖書には記録されています。
今の時代、「見える世界だけが全てではなく、見えない世界もある」と科学も証明しています。宇宙はあまりにも数が多いし、あまりにも空間的に広い。宇宙はどのようにして存在しているのかという疑問に対して、進化論では収まりがつかないのです。宇宙には、何らかの知恵が働いていて、高次元もあることがわかってきたわけです。
何年か前にこういうデータが出ていました。理論物理学の中で宇宙を把握する理論として期待されているのが、「超弦理論」です。それによると、全ての物質は音でできているというのです。ギターの弦を弾くと音が出るように、全てが音でできていると言うのです。そして、その音は高次元をも含むと言うのです。
その理論を証明するために、『大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構、静岡大学、大阪大学からなる研究チームは、計算機シミュレーションを用いて超弦理論の予言する十次元(空間九次元、時間一次元)から三次元空間を持つ宇宙が誕生する様子を解明することに、世界で初めて成功した』と言うのです。
『その結果、宇宙は最初に九次元の空間的な広がりを持っていたが、ある時点で、三方向だけが膨張し始めることが示された』と言うのです。
これってすごい証明ではないですか。神が初めに高次元も含めて造られて、すべての次元は一つでした。エデンの園では、人と神は自由に会話できたし、人は悪魔とも会話しました。最初はすべての次元は一つだったのです。しかしある時点から、三つの方向、つまり私たちが見ている縦・横・高さの三次元空間だけが暴走し始めたというのです。宇宙は常に膨張していると言われます。
神は、最初、どのような世界を造られたのか。高次元も含めて、天も地も境目なく、全てが一つとしてコミュニケーションでき、主を賛美する世界を造られたのです。
しかしある時、悪魔の作用で、その中の三つの軸だけが暴走し始めて、広がったわけです。神は科学を通しても、人間に情報を開示しているのです。私たちは膨張している三次元の世界に住んでいます。
しかし神はそれを元に戻すことが願いです。暴走させた原因は、諸天を支配する悪霊どもと、管理人である人の罪によります。この暴走を止める為に、神はイエスさまを地上に遣わし、クリスチャンと教会を用意されたのです。
現在、イエスさまは、天で何をされているのでしょうか。それは、天の神殿で奉仕する大祭司として描かれています。ヘブル人への手紙九章二十四節、
“キリストは、本物の模型にすぎない、人の手で造られた聖所に入られたのではなく、天そのものに入られたのです。そして今、私たちのために神の御前に現れてくださいます。”
かつてエルサレムには神殿がありました。地上の神殿とは何かというと、天の神殿を表す模型だと言うのです。地上の神殿を見れば、天の神殿の様子を知ることが出来るのです。
ここで、天でなぜ、悪魔・悪霊どもが働くことができるのかについての手がかりがあります。
地上の神殿には「衆議所(サンヘドリン)」という場所があります。サンヘドリンとはローマ帝国支配下の、ユダヤにおける最高裁判権を持った場所で、それはエルサレム神殿内に置かれた、裁判所だったのです。裁判所は神殿施設の一部として置かれ、機能していたのです。
ということは、どうですか。地上の神殿が天の神殿の模型ならば、天の神殿にも法廷があるはずです。私たちは日々、悪魔に天のサンヘドリンに訴えられているのかも知れません。その訴えにより、地上で様々な結果を受け取っているのかも知れないのです。
ユダヤ教的な天地観は、それぞれの学派においてどれだけの階層の天があるのか意見が分かれていたそうです。パウロは一時仮死状態になった時「第三の天にまで引き上げられた」と言いました。「第三の天」とは、主を信じる者たちが死後に存在する神の国の一部だと考えられます。
詩篇九十四篇二十節には、
“おきてにしたがって悪をたくらむ破滅の法廷が、あなたを仲間に加えるでしょうか。”
とありますが、天に破滅をもたらす法廷があって、悪魔は神の前に日々訴えるのです。
以前、私は天の法廷についてしばらく話したことがあります。様々な戦争や災害、不幸、悲しみの根源に、諸天の法廷への訴えが関わっている可能性について話しました。それが事実ならば、訴えを阻止しない限り、人類に未来はありません。
悪魔とはギリシア語で「ディアボロス」、「中傷者、告発者」という意味です。「あなたがたの敵である悪魔」の「敵」とは「アンチデコス」「訴えをする者、訴訟を起こす者」という意味です。私たちを天で訴える力を打ち破らない限り、地上にはこれからも悲しいことが続くのです。
私たちの戦いは血肉に対するものではなく、諸天にいる諸々の悪霊に対するものです。エペソ書六章十二節で、途中、「また」という接続詞が入ることで、世界観が大きく変わっています。しかしそれは「すなわち」とも訳すことができます。「すなわち、諸天にいる諸々の悪霊との戦い」が、霊的戦いそのものなのです。
そんな中、私たちクリスチャンはどのような立場なのでしょうか。
エペソ書二章五節では、
“罪過の中に死んでいたこの私たちをキリストとともに生かし、--あなたがたが救われたのは、ただ恵みによるのです--”キリスト・イエスにおいて、ともによみがえらせ、ともに天の所にすわらせてくださいました。”
とあります。私たちのポジションは、イエスさまと一緒によみがえって、イエスさまと共に天の所に座っているというのです。英語では、イエスさまと一緒に「Heavenly Place、諸天の様々な場所」に立場があるとなります。
新約聖書の中で、最高法院と訳されているところは、サンヘドリンのことです。これはギリシャ語では「シュネドリオン」と言いますが、それは「ともに座る」という意味です。
ということは、私たちは天の「サンヘドリン」に、「イエスさま」という最高の弁護人とともに存在しているのです。
全ての天を貫いて、クリスチャンと教会は、イエスさまとともに座っているのです。「座る」とは、単に椅子に座ってリラックスしているという意味ではなく、「天のサンヘドリンの議員の一員である」という意味です。すごいじゃないですか!
そんな立場を有しているのが、クリスチャンです。諸天の戦いに気づき、全ての事象のためにとりなし祈るならば、国は変えられます。日本の政治のために、世界のために、経済のために、様々な事柄のために、「天のサンヘドリンの一員」であることを意識して祈るならば、必ず変わっていくはずです。
前回、戦前に岐阜県大垣市で起こったクリスチャン児童に対する迫害について話しました。それはたった四人のクリスチャンホームの子どもたちに対する、街ぐるみ、地域ぐるみの迫害でした。彼らは神社参拝を拒否したことにより、何年にもわたって、大きな迫害を受けました。
しかしそんな迫害の中にあっても、信徒たちは信仰を守り、妥協せず、日本基督教団にも加わることはなかったと、記録されています。彼らは徹底的に戦ったのです。やはり戦うと街は変わるのです。
大垣市は戦争中に、大空襲を受けました。しかし日本中の空襲を受けた都市について研究している学者たちが言うのには、不思議なことに、大垣市の死傷者が極端に少なかったそうです。人口五万六千人の中で、亡くなったのが五十人だったそうです。不思議に思われているのです。これは神が彼らが住んでいた街を守られたのではないでしょうか。子どもたちの戦いを用いて、神が街を守ったのかもしれません。私たちもそのような存在になりたいです。
イエスさまは、まもなく帰って来られます。その時に死者は復活します。私はその日を楽しみに待っています。私の家内が植えた花も、この夏の日照りによって、完全に枯れてしまいました。ついに終わりを遂げました。ショック。悲しかったです。それ以来、放っておきました。