〜この地に植えられ70年〜
未来のために、天に宝を蓄えよう!

やがて迎える永遠の世界に向けて、天国銀行に預金しようではありませんか。教会は天国銀行に入金するATMが設置されている場所です。自分自身のために、天に心を向けて歩んでいきたいと願っています。

 

今日は聖さん式礼拝です。今から聖さん式を行います。聖さん式は、本当に重要です。

初代の教会では、毎週の礼拝が、イエスさまの死だけでなく、その教会から先に天に帰った人たちを記念し、覚える時であったというのです。なぜならば、初代教会は激しい戦いと迫害の中、毎週のように殉教者を出していたからです。

そんな中、初代教会の人たちは、天にある教会と地にある教会は決して分離していない!ということを聖霊によって理解したのです。

聖さん式の時、天の教会が降りてきて、地上の教会と一つになるのです。新城教会の七十年の歴史の中で、何百人という聖徒たちが、天の新城教会に移り住みました。彼らは今日、私が語ったメッセージをよく理解している事と思います。なぜならば、彼らにとってそれが現実であるからです。

彼らは今、私たちに、「地上のことだけでなく、神の国のことを第一にしてください!」と叫んでいるはずです。彼らは私たちの応援団だと、前回、お話ししました。彼らは全力で、私たちを応援しています。

天の教会と地の教会は分離しているのではなく、一つであると知る時、地上の教会は大きく変わると私は最近、感じています。

天の教会は、勝利の教会です。地上の教会は、戦いの教会です。そこにははしごがかかっていて繋がっています。最も強く繋がる瞬間が、聖さん式です。

 

前回、一つの聖歌を紹介したのですが、聖歌二〇一番、「キリスト・イェスを基として」という歌です。これは十九世紀にサムエル・ストーンが作詞したものですが、

 

“この世と天(あめ)に別れ住めど

み民は聖き神にありて

共に交わり 共に待てり

キリスト・イェスの 来る日をば”

 

このように歌われています。聖さん式には、神の国が聖霊によって下って来ます。神の国には、天の教会員たちもいます。彼らは。私たちと同じ思いを持っています。それは主の再臨とよみがえりです。主が再臨される時、真の天国が訪れます。その瞬間から、私たちは主と共に永遠に生きるのです。彼らはその日を心から願っています。

来たるべき主の再臨と永遠の国のために、私たちは天に宝を積む必要があります。

 

四月からは献金袋も新しくなります。是非とも、祈って額を決めて下さい。天に宝を積む意味で献金したいと思います。それが自分自身の祝福となるからです。

 

最後にもう一度、みことばを読んで、聖さん式に移らせていただきます。

マタイの福音書 六章二十節〜二十一節

 

『自分のために、天に宝を蓄えなさい。そこでは虫やさびで傷物になることはなく、盗人が壁に穴をあけて盗むこともありません。あなたの宝のあるところ、そこにあなたの心もあるのです。』

 

天の教会と一つになって、聖さん式が祝福されるように、一言祈ります。

 

天の父なる神さま、み名をあがめて心から感謝します。私たちはやがてこの地上から去って、神の国に入ります。主よ、その時のために天に蓄える者とさせて下さい。

今日は天の新城教会が、この地上に下りてきます。七十年の間に多くの兄妹姉妹が天に帰りました。しかし今日は天の新城教会と、地の新城教会が一つになり、イエスさまの十字架の贖いを感謝する時となりますように。

 

コリント第一の手紙十一章二十四〜二十六節

 

『感謝をささげて後、それ裂き、こう言われました。「これはあなたがたのための、わたしのからだです。わたしを覚えて、これを行いなさい。」夕食の後、杯をも同じようにして言われました。「この杯は、わたしの血による新しい契約です。これを飲むたびに、わたしを覚えて、これを行いなさい。」ですから、あなたがたは、このパンを食べ、この杯を飲むたびに、主が来られるまで、主の死を告げ知らせるのです。』

 

今イエスさまを覚えます。新しい契約を覚えます。イエスさまが死なれたことを宣言します。イエスさまが来られるまで、聖さん式を続けさせてください。パンを食べ、ぶどうのジュースを飲む役割は、地上の教会にあり感謝します。聖さんを通して、天のすべての教会、被造物も含めて、祝福を宣言します。イエスさまのみ名によって聖さんをいただきます。アーメン。