2024年11月24日(日)新城教会牧師 滝元開
ヨハネの福音書 12章27~28節
”今わたしの心は騒いでいる。何と言おうか。『父よ、この時からわたしをお救いください』と言おうか。いや、このためにこそ、わたしはこの時に至ったのだ。父よ、御名の栄光を現してください。」すると、天から声が聞こえた。「わたしはすでに栄光を現した。わたしは再び栄光を現そう。”
心から感謝します。今日の、主が与えてくださったみことばです。イエスさまは完全な人となってこの地上に来てくださったので、「今わたしの心は騒いでいる。」と言われたのです。ヨハネの十四章1節では、「あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。」というみことばがありますが、そのイエスさまが完全な人となってくださったゆえに、「今わたしの心は騒いでいる。」と、言われたのです。
このときから、「わたしをお救いくださいと言うべきなのかな?いや、そうじゃない。」そんなときに天の父なる神さまが「わたしはすでに栄光を現した。わたしは再び栄光を現そう。」と語られました。この言葉を今日のタイトルにさせていただきました。
私たち一人ひとりがイエスさまに出会って救われ、永遠のいのちが与えられ、今ここにあるということが、どれだけ大きな恵みかなぁと思います。本当に主の恵みの中でここにいさせていただき、賛美させていただき、礼拝させていただいていることは、普通のことではないと思います。この愛する日本の同胞のほとんどが、イエスさまを知らずに偶像礼拝・祖先崇拝に明け暮れているような中で、私たちが特別な何かがあったからではなく、神の一方的な恵みと憐れみによって、「わたしはあなたを選んだ!」と語られ、今ここに私たちをいさせてくださっているということを、もう一度、本当に心のどん底から感謝するとき、さらに主への賛美と礼拝があふれてくるのかなぁと思います。
私たちの信仰生活の土台というか、毎日大切なのはやはり「みことば」だと思います。みことばとともに一歩一歩歩む中で、主は大きな祝福のわざをなしてくださるので、みことばを蓄え、歩み続けることがとても大切だと思います。
今は毎週、「モーニングバイブル」という学びがあり、とても恵まれています。今日もとても祝福されました。みことばを通じてイエスさまご自身が語られ、「ことばが人となった」のがイエスさまなので、その言葉に接し、向き合い、そこにある祝福をいただくとき、やっぱりイエスさまご自身で満たされるので、どんなに大きなことかなぁと思います。
今、家庭集会も行われていますが、家庭集会も本当に祝福されて、家庭集会のメンバーの子どもたちが最近みことばに深く親しんでいる様子を感じます。いろいろな質問をすると、それをしっかりと言ってくれるので、本当に感心します。私自身は牧師の息子として育ったのにも関わらず、みことばが蓄えられていなかったなと思いますが、日曜学校で「みことばを言えるか」と問われたとき、必ずマタイ十三章九節の『耳のある者は聞きなさい』と言うだけでした。私の中にあったみことばですが、でも「耳のある者」、イエスさまが「霊の耳」というのを私たちに与えてくださっていて、そのイエスさまのみ声に聞き従って歩んでいく時に、どれだけ大きな恵みかなぁと思います。そのみことばとともに歩み続けていく時に、さらなる祝福があふれることを信じて、主に期待していきましょう。
ザワメキのレコーディングも、本当に信じられないほど、皆さんの祈りのおかげで本当に素晴らしいレコーディングがなされて、ただただ主に感謝しています。神さまがこんなに大きな恵みをくださるのか!と、これまでの祝福も大きかったですが、さらに一歩進み、世界へと広がっているのを感じます。メンバーもそうですし、今回訪れたスタジオもそうでしたが、本当に夢を見ているような、Jesus is wonderful!という、そんなレコーディングがなされて感謝でした。
実は、今週が最後の仕上げとなると思いますが、今、東京でマスタリング作業が進められており、それが終わればいよいよプレス(CD化)に入ります。最後の最後までお祈りいただいて、今週金曜日に行う作業が最後となることを信じています。
うちの娘がアレックスと結婚したというのが本当に不思議です。アレックスさんに私が初めて出会ったのは二〇〇六年で、ザワメキ十のレコーディングのときでした。彼が初めて来てくださって、本当に感動しました。アレックスのベースは本当に素晴らしく、彼はたくさんのベースを持っておられるのですが、レコーディングの際には必ず持ってくる一本があります。そのベースは特別なもので、私たちのように楽器を普段使う者からすると「聖域」なので、絶対に触れることはできないのですが、麗歌はちゃっかりそのベースを抱えているのを見て驚きました。本当に彼らが世界の音楽を勝ち取るために、主が選んで、主がそのために導いてくださったのだと感じました。
まもなくCDが完成します。その中に記載されるクレジットを見ると、音楽に詳しい方なら「どうしてこの方の名前がここに?」と思うような方々がスタジオを貸してくださったりして、夢のような祝福、Jesus is wonderful!な恵みであったことを覚えて心から感謝しています。
ザワメキの働きも一歩一歩進んでおり、独立して始めさせていただいて、すごく感謝しています。毎月東京で「ザワメキワーシップシャウ東京大会」を開催させていただいていますが、本当に祝福されています。そこもまた夢のような素晴らしい教会で、賛美をさせていただいています。
先日、娘がその場で証しをしたのですが、その内容に私も感動しました。ザワメキのレコーディングに同行した際、大きな恵みだったという証しをしてくれたのですが、その中の一つの出来事として、私は行く飛行機の中で移動中に少し咳き込み始めてしまいました。そして空港に着くとアレックスと麗歌が迎えに来てくれたのですが、「お父さんはあっちに乗って」と、私とアレックスが二人きりになる場面がありました。そのとき、何も話すこともできないので、ただそこで咳をしちゃったりして、すごく迷惑をかけました。
でも彼も気を遣ってくれ、電話をかけ始めたのですが、誰に電話しているのかと思ったら、なんとアレックスのお母さんに電話をし、「お母さんと話してみて」と言われたのです。私は話せるわけでもなく、ただ声を聞いているだけでしたが、感謝な恵みのときでした。
そして毎日、最後の三日間がレコーディングだったのですが、毎日「この曲はこうしよう」「ああしよう」と曲を建てあげていく中で、アレックスは今回、プロデューサー兼アレンジャーとして本当に大きな大きな祝福を主が与えてくださったことを心から感謝します。
そしてそのレコーディング中、私が咳き込む姿を見たアレックスは、一生懸命薬局に行ったりと気を配ってくれました。そして娘の証しの中で「本当に不思議だった」と言うのです。何が不思議だったかと言うと、ずっとそれまで「散歩に行こう」と言われても「いい。俺ちょっとゆっくりしてる」と言っていた人間が、その日になって、ミュージシャンの方々が集まった時にはピリッとした態度で臨んでいたのです。そして、なんとそのときには咳も完全に止まっていました。いや、これもう主だなと思いました。
彼女としては「もう祈ってもらうしかない」と感じたらしく、自分のお友達たちに「お父さんがこんな状況だから祈って」と頼もうかなと思ったそうです。そのとき、イエスさまが「わたしの手が短いのか」と語りかけてくださったというのですね。イザヤ書五十章二節、
“なぜ、わたしが来たときだれもいなかったのか。わたしが呼んだのに、だれも答えなかったのか。わたしの手が短くて贖うことができないのか。わたしには救い出す力がないというのか。見よ。わたしは叱って海を干上がらせ、多くの川を荒野とする。その魚は水がなくて臭くなり、渇きのために死に絶える。
全能なる神さまの手の中で、「私の手が短くて救い出すことができないというのか」と問いかけられました。それゆえに、その日、皆さんの祈りのゆえに、当日守られて、素晴らしい夢のような祝福が与えられたことを覚え、心から感謝します。
そして、東京のZawameki集会のときに彼女がもう一つ証しをしていました。今回収録されている曲の中で、どの曲かは私もわからないのですが、二年前くらいに木曜賛美集会で彼女がピアノを弾いていたとき、鳴っていないはずの音が聞こえてきたそうです。それは、シャカシャカとしたパーカッションのような音だったそうです。周囲には何もなく、原因がわからないままその曲が終わったのですが、その曲が今回のレコーディングに含まれていました。
レコーディングに行く時は、パーカッションの方にお願いする予定は全くなく、今回与えられたメンバーでしようと思っていたのですが、アレックスが打ち合わせをしながら曲を聴き、「この曲にはパーカッションを入れるべきだ」と言い出しました。彼が挙げた名前は、すべてビッグネームといわれるような方々でした。その中で、一人の方が初めて来てくださったのですが、なんとその方が、二年前の賛美集会で聞こえたシャカシャカという音をレコーディングでも同じように演奏していたそうです。「本当にイエスさまは生きておられて、わたしは栄光を現したし、もう一度現すよ!」と、そのみことばのわざがなされたなと思って、本当に感謝しました。
そしてそのパーカッション奏者の方に彼女が直接その証しを伝えると、彼は「これは神さまが引き出してくださったんだ!」とおっしゃったそうです。本当にその通りです。今回のレコーディングで演奏されている一つ一つが、神さまによって引き出されたことを感じました。
私たちの人生もそれぞれの賜物の中で、神さまが引き出し、神さまが用いてくださることが必ずあるので、そのことを信じ、これからも主に期待しつつ、心から感謝していきたいと思います。
第二歴代誌二十章二十一節と二十二節にはこうあります。これはザワメキが最初に立ち上がった時に与えられたみことばの一つです。
彼は民と相談し、主に向かって歌う者たちと、聖なる装いをして賛美する者たちとを任命した。彼らが武装した者の前に出て行って、こう言うためであった。「主に感謝せよ。その恵みはとこしえまで。」彼らが喜びと賛美の声をあげ始めると、主は伏兵を設けて、ユダに攻めて来たアンモン人、モアブ人、セイル山の人々を襲わせたので、彼らは打ち負かされた。
本当に「主に感謝せよ!その恵みはとこしえまで!」と賛美するときに、主のみわざがなされていく、そのことだけを信じて歌い続けていますが、皆さんの生活の中でも「主に感謝せよ!その恵みはとこしえまで!」ともう一度歌うべき時が今来ているのではないかと思っていますので、もう一度歌い続けていただきたいと思います。
十二月と八月に毎年ザワメキでしてきたことの一つが、「ザワメキ同刻プレイズ」というのをしてきて、八月十五日には、最近はネットを通じてこちらから歌っていましたが、そして十二月二十五日、クリスマス当日にも行ってきました。しかし今年は、さらに一歩踏み出して、より積極的に行動しようと思いました。そのため、十二月二十五日の午後二時から三時に実施します。ぜひ皆さんも、それぞれの場所で歌っていただければと思います。
ザワメキは東京の石神井公園野外ステージで賛美を行います。この場所は、以前にも何度か行ったことのある場所ですが、そこで賛美しますので、ぜひ賛美をし続けていただき、その時間に賛美し、祈っていただけたらと思います。ネット配信は難しいかもしれませんが、今の時代は携帯で録画して配信することができますので、もしそれができれば、それに合わせて賛美していただくこともできますので、ぜひご参加いただければと思います。