日本教会の問題は、クリスチャンホームの子どもたちが、なかなか信仰にとどまらないのです。クリスチャン一世は一生懸命戦い、クリスチャン生活を続けるのですが、二世になると徐々に離れてしまいます。三代、四代目くらいになると、跡形もなくなってしまうのです。ゆえに教会が生き残るのが難しいわけです。
どこに原因があるのでしょうか。やはり、教会に責任があると思いますが、根本的には、霊的問題が潜んでいると私は考えています。そして、その根拠となっているのが、偶像礼拝です。悪魔は偶像礼拝が三代、四代に至る罪であるとよく知っていて、新しい世代に関わるのではないかと思われます。

『三代、四代にまで及ぼし、』とあります。英語では「to」という前置詞が使われています。「to」という前置詞の意味は、始まりがあって終わりがある、「to」という前置詞は、空間と時間を含んでいます。もしも「to」という前置詞が原典でも使われていたら、偶像礼拝は家系に、連続して影響を及ぼすと理解できます。
しかし、これを深掘りして分析しますと、違った側面が現れます。
この箇所をヘブル語本文で見ますと、ヘブル語の前置詞として遣われているのは、「to」ではなく、「アル」という、英語では「on」にあたる前置詞です。「〜の上に」という、「on」が使われていることが分かります。ヘブル語をそのまま日本語に訳しますと、次のようになります。

「なぜなら わたしは 主 あなたの神 神 妬む者 罰する者 邪悪を 父祖たちの の上に 息子たちの の上に 三代目 と〜の上に 四代目 わたしを憎む者たちに」

「to」ならば時間の経過と共に流れるわけですが、「on」ならば「そのものの上」という意味になります。ということは、一世が偶像礼拝を行うと、その結果が「三代目と、四代目の上に」直撃するという意味になります。
どこからミサイルが発射され、飛んでくるのか分からないような状況が起きるのです。直撃タイプの問題が起こりかねないのです。一代目から始まって、二代目、三代目と、なんとなく悪い事が起きるのならまだしも、突然、三代目と四代目の頭上に、先祖が犯した罪の結果が直撃するとしたら驚きです。

さらにもう一つ詳しく調べてみますと、日本とイスラエルの文化の違いに気づかされます。日本では、自分が一世、子どもが二世、孫が三世という数え方をします。しかしユダヤ人たちの世代の数え方は、初代がゼロです。子どもたちが一世、孫が二世代目となるのです。ということは、三代と四代の上にとは、初代の偶像礼拝の結果が、ひ孫と玄孫(やしゃご)の上に現れるという意味になります。
聖書は詳しく読む必要があります。悪魔は少しだけずらすわけです。この「ちょっと」のずれに、厳しい側面が含くまれているのです。
「父親たち(複数)」の偶像礼拝の結果は、三代目と四代目に訪れる。すなわち、ひ孫たちと玄孫(やしゃご)たちに来るという意味になります。
そのように理解したら、どこからミサイルが発射されるのかを特定できます。
これは世代間弾道ミサイルです。ICBMという兵器がありますが、IGBM(intergenerational ballistic missile)となるのでしょうか。世代をまたいで発射される悪魔のミサイルが、多くの人を直撃しています。

しかし最も重要な理解は、主イエスを信じる時、何が起きるのかの理解です。それをしっかりと抑える必要があります。

今日読んでいただきましたもう一つのみことばは、エレミヤ書でした。後ほど、エレミヤ書三十一章全体をよく読んでいただきたいと思います。そこには「将来と希望」というテーマがあります。
エレミヤ書三十一章二十九〜三十一節、

『その日には、彼らはもはや、『父が酸いぶどうを食べると、子どもの歯が浮く』とは言わない。人はそれぞれ自分の咎のゆえに死ぬ。だれでも、酸いぶどうを食べる者は歯が浮くのだ。見よ、その時代が来る──主のことば──。そのとき、わたしはイスラエルの家およびユダの家と、新しい契約を結ぶ。』

イエスさまが来られて、人類に新しい契約が結ばれました。その時、何がなされるのかという預言がここにはあります。
エレミヤの時代、一つのことわざが使われていました。どんなことわざかというと、「父が酸いぶどうを食べると子どもの歯が浮く」ということわざでした。これは、みことばではなく、当時のことわざであったと言われます。

皆さん、こんなことってありますか?
先日、私はすごく歯が痛くなりました。ちょうど連休中で、どの歯医者でも診ていただけなくて、いろんな歯医者に電話したのですが断られました。しかし一つの歯医者さんが、親切に受け入れてくださり、やっと痛みが止まりました。

「なぜ、こんなに歯が痛くなったのかな?・・あっ!親父のせいだ!親父が酸いぶどうを食べたのに違いない!」と私が言ったらどうですか。私の親父はもういません。こんなことは普通では絶対にあり得ません。歯が痛くなったのは自分のせいです。

しかしエレミヤの時代、世間ではこういうことわざが使われていたのです。「・・父(父親たち)が酸いぶどうを食べると子ども(子どもたち)の歯が浮く。」
それは問題の原因が、自分ではなく先祖の中にあるということを意味していました。当時の人々は経験的にそれを学んで、このようなことわざができたのでしょう。
日本に同じことわざはなくとも、「うちは家系が悪いからなぁ・・。皆、同じような病気で死んでいくし、同じ問題が家系に起きる。」と経験的に知っています。
二千数百年前の古代イスラエルでも同じでした。
しかしエレミヤは何と預言したのか。「新しい契約が結ばれる時代が来る。」と告げました。その時代が来ると、父親たちが酸いぶどうを食べると、子どもたちの歯が浮くという、ことわざを使わなくなると預言しました。
新しい契約が結ばれたら、孫と玄孫の上に罪の結果が直撃することがなくなるのを意味します。世代間ミサイル攻撃の法則が取り消されるのです。これは大きな希望の光ではないでしょうか。

新しい契約が何かについて、イエスさまは具体的に語られました。
ルカの福音書二十二章二十節、

『食事の後、杯をも同じようにして言われた。「この杯は、あなたがたのために流されるわたしの血による新しい契約です。』

今日は「聖さん式礼拝」です。私はクリスチャンホームに生まれて、聖さん式があまり好きではありませんでした。しかし、その考えを改めました。聖さん式は本当に重要である事が分かりました。
パウロもイエスさまの語られた真理を受け継いで語っています。
コリント人への手紙、第一 十一章二十三〜二十六節、

『私は主から受けたことを、あなたがたに伝えました。すなわち、主イエスは渡される夜、パンを取り、感謝の祈りをささげた後それを裂き、こう言われました。「これはあなたがたのための、わたしのからだです。わたしを覚えて、これを行いなさい。」食事の後、同じように杯を取って言われました。「この杯は、わたしの血による新しい契約です。飲むたびに、わたしを覚えて、これを行いなさい。」ですから、あなたがたは、このパンを食べ、杯を飲むたびに、主が来られるまで主の死を告げ知らせるのです。』

聖さん式とは、究極的には、「イエスさまは死なれた!」という、十字架の死の宣言です。イエスさまの十字架の死そのものが、サタン、すなわち、死の力を滅ぼしたのです。
聖さん式とは、新しい契約を結ぶ場なのです。
父たちが酸いぶどうを食べたために、子どもたちの歯が浮くという、不条理な契約を取り消し、新しい契約に置き換える場なのです。それは旧約聖書で規定されていた古い契約から、イエスさまの十字架の死による新しい契約を宣言する重要な瞬間なのです。

今から聖さん式を行います。今日の聖さん式は家系に注目を置いて行います。みことばと聖霊によって行われる時、イエスさまが来て、新しい契約を結んでくださいます。自分が犯した罪も悔い改めましょう。そして父が酸いぶどうを食べて子どもの歯が浮くという不条理な契約からの解放を宣言します。

二年一〇ヶ月前に、あと三ヶ月、四ヶ月の命と家内は宣告されました。しかし、いつもお話ししていますように、聖さん式を行いながら薬を飲むようにしました。すると不思議なことが起きました。普通では効かないという薬が、すごい力を発揮し、癌が消えていったのです。
それと共に、家系のことを祈ったほうがいいと示されて、以前にもお話ししたテーマでしたが、もう一度、家系の罪を悔い改めて祈りました。私はひいじいさんとか、ひいひいじいさんが誰だか、知らなかったのですが、調べてみました。妻を見殺しにはできませんから、何でもやってみようと思い行いました。父の兄が一人だけ生きていて、そのおじさんに聞いたら分かりました。そして様々に祈りの総合的結果として、家内は元気になって、先週の日曜日には証しをすることができました。

先週の木曜日には、藤田医科大学病院の受診がありました。毎月一回、腫瘍マーカーを含む血液検査があります。毎回、ドキドキですが、腫瘍マーカーも正常値で、「良い結果ですね。」と言われて、安心しました。行く時はドキドキしながら行きますが、帰りは喜んで、主に感謝しながら帰ることができました。

様々な問題で苦しんでいる方が多くおられます。どこに勝利の鍵があるのかわかりません。しかし私が実際に学んだ一つをお分かちしました。是非、実行してみて下さい。

今から聖さん式を行います。エレミヤ書のこのみことばを中心に行います。
エレミヤ書三十一章二十九~三十一節、

『その日には、彼らはもはや、『父が酸いぶどうを食べると、子どもの歯が浮く』とは言わない。人はそれぞれ自分の咎のゆえに死ぬ。だれでも、酸いぶどうを食べる者は歯が浮くのだ。見よ、その時代が来る──主のことば──。そのとき、わたしはイスラエルの家およびユダの家と、新しい契約を結ぶ。』

一言、お祈りします。

天の父なる神さま、み名をあがめて心から感謝します。主の書物を詳しく読めと語ってくださって感謝します。今日は家系の中で犯されている偶像礼拝の罪を悔い改めます。聖さん式は新しい契約であると宣言します。
今日、父たちが酸いぶどうを食べたために子どもたちの歯が浮くという契約を取り消して下さい。聖さん式と共に、新しい契約を宣言します。尊いイエス様のみ名によって、祈ります。アーメン。