『何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。』

2021年12月12日(日)新城教会牧師 上條実

ペテロの手紙 第一 4章7節〜8節

『万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪をおおうからです。』

ハレルヤ。主の聖なる名前を心から賛美いたします。今日も皆さんの前に立ってみことばを語ることができますことを心から感謝いたします。いつも私とまた家内のためにお祈り下さり感謝いたします。私は手術してだいぶ経ちますので守られていますことを感謝いたします。しかし家内は一週間ほど前に調子を崩しまして、このままでは入院治療しなくてはいけないかなと思うほど調子を崩しました。しかし感謝なことに、今は持ち直して家で過ごすことができております。お祈りを感謝いたします。また週報に掲載していただきお祈りして頂いておりますが、次男の所に、四人目の子どもが生まれます。九人目の孫になりますが、守られ、安産されますようにお祈りください。

早いもので二〇二一年もあと半月を残すのみとなりました。イエスさまがお生まれになった事をお祝いする記念の月に、私たちは毎日主を賛美し、祈ることができていることを心から感謝します。
今週は様々なクリスマス集会が計画されております。

◇◇2021年新城教会クリスマス集会◇◇

12/1~ ヘブンズ・アイスクリーム&コーヒー・クリスマス・パーティープラン
12/15(水)水曜クリスマス祝会
12/18(土)子どもクリスマス
12/19(日)クリスマス主日礼拝
12/24(金)クリスマスコンサート
12/25(土)インターナショナル浜松クリスマス
12/27(月)レツプレパーティー@ヘブンズ

ヘブンズ・アイスクリーム&コーヒーでは毎日のように伝道会が行われております。また水曜日には水曜クリスマス祝会、そして土曜日は子どもクリスマス。そして来週の日曜日はクリスマス主日礼拝。そして二十四日はクリスマスコンサート、そして二十七日にもレツプレのクリスマスがあります。またその他にもインターナショナルのクリスマス集会があります。ぜひ祝福のためにお祈りください。去年は配信の伝道集会しかできませんでした。しかし今年はまだまだハイブリッドでの集会となりますが、感染対策をしっかりしながら対面で伝道集会を行う計画をしております。全てが守られますようにお祈りください。

新型コロナウィルスの感染者も、皆様がお祈り下さり、減少しております。しかし世界的にはオミクロン株という変異株が現れ、多くの国々で増え広がっております。お隣の韓国では多くの感染者が出ており、医療が緊迫しているというようなことをニュースで聞いております。また一つの教会でオミクロン株が出たという報道がありました。ぜひ愛する隣国、韓国のためにお祈りください。また日本に第六波が来ると言われています、主のみ名によって絶対来ないように、終息するように、更に祈り、宣言して行きましょう。

それではペテロの第一の四章七節、八節から、みことばを学んでいきたいと思います。先ほども司会者の方が読んでくださいました。

『万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪をおおうからです。』

この頃、ずっと私の心の中で響いているみことばです。四章七節に、『万物の終わりが近づきました。』とありますが、まもなくイエスさまが帰って来られる日が来るという事を、みことばを読んでひしひしと思います。このみことばは二千年ほど前に書かれました。そして書かれた時よりも、既に約二千年経って、更に主が来られる。世の終わりが近づいたと言えるでしょう。つい先日新型コロナウィルスが流行りだしたと思いましたが、あっという間に約二年が経とうとしております。まもなくイエスさまが帰って来られる。万物の終わりが近づいた時、聖書は、『祈りのために、心を整え身を慎みなさい。』とあります。世の終わりが近づいたから、祈って、いつ主が来られても良いように心を整え身を慎みなさいと警告しています。私たちはまもなく、クリスマスにお生まれになった主が、帰って来られることをしっかり意識して祈って行かなくてはなりません。そして『祈りのために心を整え身を慎みなさい。』とありますが、私たちは,年末を迎え、知らない間に忙しいと惑わされ、世の終わりが近づいていることを忘れ、仕事や学び、また掃除しなくては、など、悪魔の策略にまんまとはまり、祈ることを怠ってしまっていませんか?知らないうちに祈りや信仰生活も忙しさに流されてしまっていませんか?『万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。』このみことばをいつも心に覚え、しっかりと気を引き締めて覚えていかなければいけないと思います。

ヨハネ八章四十四節に、こんなみことばがあります。

『あなたがたは、あなたがたの父である悪魔から出た者であって、あなたがたの父の欲望を成し遂げたいと願っているのです。悪魔は初めから人殺しであり、真理に立ってはいません。彼のうちには真理がないからです。彼が偽りを言うときは、自分にふさわしい話し方をしているのです。なぜなら彼は偽り者であり、また偽りの父であるからです。』

ここに『悪魔は初めから人殺しであり、真理に立ってはいません。』とあります。イエスさまはこの地にお生まれになり、そして私たちのために最高のプレゼントである十字架にかかって下さり、葬られ、死を打ち破られてよみがえって下さいました。大きな愛、素晴らしいプレゼントをイエスさまは与えてくださいました。しかし悪魔も存在していて、その『悪魔は初めから人殺しであり、真理に立ってはいません。彼のうちには真理がないからです。彼が偽りを言うときは、自分にふさわしい話し方をしているのです。』とありますが、悪魔に騙されてしまっています。目を背けられています。しっかり気をつけて、この十二月、忙しい時ですが、いつも万物の終わりが近づいていますから、祈りのために心を整え身を慎んでいかなければいけません。

有名なエペソ六章十一節に、

『悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい。』

私たちはこういう忙しいと思うような時にこそ、しっかりと神の武具をつけて、気を引き締めて、戦っていかなければいけないと思います。

『悪魔は初めから人殺しであり、真理に立ってはいません。彼のうちには真理がないからです。彼が偽りを言うときは、自分にふさわしい話し方をしているのです。なぜなら彼は偽り者であり、また偽りの父であるからです。』悪魔は偽り者です。もっともらしく語ってきます。祈っていても祈りの答えがなかなか来ないと、私たちの心の中でささやきます。
うちの家内のことをずっと私も祈っていますと、「いや〜なんで癒されないんだろうな」と思うのです。本当に今まで感謝で尽きない恵みを頂いていながらマイマスのことを考えてしまいます。「私の祈りは答えられないのかな?』と思ってしまいます。先週の悪い状況を見たりすると、「入院させなくては・・・。」と考えてしまいます。そして「祈っているのに、どうしてこんなになっちゃったんだろう。」と思ってしまいます。悪魔はささやいて来ます。「おまえ、イエスさま中心じゃないだろう。神の国と神の義を第一に求めなさいとあるが、おまえは奥さん中心。奥さん第一で生活しているじゃないか。」という思いがふっと入ってくるんですね。確かに看病をしていますと、本当にいつも家内の状況を見ながら生活していますし、夜も起きる時は起こしてあげなければ、起きられないものですから、いつも気を遣っております。そして以前の生活を思い出しては「以前はイエスさま中心で、沢山奉仕して来た。しかし今は何にも奉仕していない。神の義を第一として生活していない」「自分は本当にイエスさまに愛されていないのではないか」とか、「自分に罪があるんじゃないか?」という思いが心に沸いてきます。確かにたくさんの罪がありますので、必死に悔い改めます。しかし悪魔はもっともらしく、ある時は神さまが自分に語っているように、「おまえ、牧師だろう?罪を犯したらダメじゃないか?祈り不足じゃないか?おまえもっとイエスさまを愛さないとだめじゃないか?」などなど主が語っているかのように私を咎めてきます。そしてある時は知らない間に、それを受け入れてしまい、悔い改めたり、祈ったり、必死になります。しかし更に悪魔は訴えてきて、ある面、悪魔に踊らされてしまって空回りしている時があるのです。

詩篇十九章七節
『【主】のみおしえは完全で、たましいを生き返らせ、【主】のあかしは確かで、わきまえのない者を賢くする。』

とあります。主は全ての祈りに応え、全ての罪はイエスが十字架の上で流された血潮によって完全に赦されます。いつまでも赦されないことはありません。悪魔は初めから人殺しであり、真理に立ってはいません。彼のうちには真理はありません。彼が偽りを言うときは、自分にふさわしい話し方で攻撃してきます。彼は偽り者であり、また偽りの父であるからです。

Ⅰペテロ四章七節、

『万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。』

こんな時だからこそ、騙されないで主に祈り、世の終わりが近づいている今、祈りのために心を整え身を慎んで行きましょう。

「慎め」という言葉の意味を、皆さんご存知だと思いますが、こんな意味があります。

「慎み…あやまちや軽はずみなことがないように気をつける。慎重に事をなす。」

私たちは、万物の終わりが近づいて、世の終わりが近づいている今、あやまちや軽はずみなことがないように気を付けて、しっかりとイエスさまに立って、慎重になって信仰をしっかり持って進んでいかなくてはなりません。

今週も毎日様々な祈りのプログラムがあります。今週は「被造物とプレイズ」というテーマで計画されています。

月曜日…県民の森祈祷会
火曜日…家庭集会
水曜日…野田河川敷
木曜日…木曜賛美集会
金曜日…本宮山
土曜日…風切り

教会の近くの人が祈ればいいや。教会のスタッフたちが祈ればいいやではありません。自分は忙しいから関係ないと思ってはいけません。『祈りのために心を整え身を慎め」とありますので、ぜひあなたも参加して祈り賛美してください。必ず祈りは答えてくださる!という、主の約束を信じて行きましょう。夜の祈祷会に行けなかったら、時間のある時、または私たちが思い出す時に、神の前にひざまずいて祈っていきましょう。ひざまずいて祈る時間がないという時は、意識して、そういう時間をとってしっかりと祈って行きましょう。遠い方はあなたの家で、主がここで祈りなさいと言われる場所で祈りましょう。

続いて『万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。』というみことばの後を読んで見ましょう。Ⅰペテロ四章八節

『何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪をおおうからです。』

と書かれています。正直、私はこのみことばを読んで不思議に思いました。七節

『万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。』

万物の終わりが近づいた。という非常事態。ある面緊張時のあと聖書は

『 何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪をおおうからです。』

と書いてあるのです。万物の終わりが近づいた時、心を整えて身を慎んで、しっかりと祈れとあります。真理の帯をしっかり締めて、その後、

「みことばの剣をもって悪魔に戦え」とか「聖霊に満たされなさい」とか必死になって主に従って行けと、強い口調で私たちに訴えてくるのかと思うと

Ⅰペテロ四章八節

『何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪をおおうからです。』

万物の終わりが近づいた。だから何よりもまずあなたは互いに愛し合いなさい。それもただ愛し合えと言うのではなく、「熱心に愛し合いなさい。その愛は多くの罪を覆うからだ。」と書いてあります。

私、なぜ『万物の終わりが近づきました。』の後に、『互いに熱心に愛し合え』とあるのか不思議でした。緊張時に熱心に愛する?不思議でたまりませんでした。