カウントダウン・ワーシップ

2021年12月31(金)

 


≪≪鈴木陽介 副牧師≫≫

ハレルヤ。二〇二一年、最後の日に、こうしてみことばを取り次がせていただける恵みを心から感謝します。
私個人としては、このカウントダウンワーシップでお話しさせていただくのは三度目になりますが、今年は「副牧師」という立場でお話させていただくことになりました。本当に計り知れない主の大きな計画を考えさせられるばかりです。

二〇二一年、私にとってどういう年だったかと言うと、主が大きな勝利、大いなるわざを現してくださった年でした。
この二〇二一年の終わりに際して、また二〇二二年に向けて語らせていただくみことばとして、エレミヤ書五十章二十九節をお読みしたいと思います。

『射手を呼び集めてバビロンを攻め、弓を張る者はみな、これを囲んで陣を敷き、ひとりものがすな。そのしわざに応じてこれに報い、これがしたとおりに、これにせよ。主に向かい、イスラエルの聖なる方に向かって高ぶったからだ。』

二〇二一年、私は日曜日の礼拝のメッセージで、五月と十月にみことばを語らせていただきました。それぞれ「鬨の声」、「主の軍の霊的戦い」そして「敵にとどめを刺す祈り」というテーマでお話をさせていただきました。
実はその際、冒頭で必ず言っていたことがあります。それは、このテーマは二〇二一年の二月から明確な出来事とともに主が与えてくださったものだということです。ただ、その様な表現を繰り返すだけで具体的にどういった話なのかを語ったことは、これまで一度もありませんでした。
今年最後にその証をさせていただきたいと思います。二〇二一年二月中頃、神さまから「布陣を敷け」という明確な言葉が発せられました。実は私にではなく私の妻に対してでした。私たち夫婦はそれを受け取って、二〇二一年を戦ってきました。私の妻は当初「布陣を敷けって言われたんだけど、どういう意味?」という反応でした。その意味はご存知の様に、戦いの際に、軍を配備する、配置するということです。その言葉が、ボキャブラリーの中になかった妻に対して語られたことで、明確に主が語られた言葉だと受け取りました。そして私たちは夫婦として、また家族として、色々な信仰の戦いをそのみことばと共に歩んできました。
二〇二一年二月と言うと、旧プレイズ社屋を新しい教会事務所にするための工事が行われていた時期でした。しかしそのときには、まだヘブンズアイスクリーム&コーヒーが現在の場所に移転するということは決まっていませんでした。今後の展望として、いずれは移転できたらという状況でした。移転が本決定されたのは、二月後半、もしくは三月に入ってからだったかもしれません。
そしてたった四ヶ月程の準備で、7月9日のオープンにまで至りました。厨房機能なども予め想定しなければならない工事を、本当に短い期間で、何も準備も想定もできない中で一気に進めたという経緯があります。それを私たち夫婦が真剣に請け負ってやらせて頂きました。人間的な力ではできるはずもないことを、「布陣を敷け」と主の号令が発せられた中で、主ご自身が進めてくださいました。
オープン以降、多くの人が利用される店として、大きく主が扉を開いてくださっています。一年前には何一つ影も形もなかった話でした。ひとたび、主が号令を発したならば全てを超越し、主が事を成し遂げてくださることを目の当たりにさせていただきました。
工事にも何段階かありまして、まずは店舗ができました。しかし、店舗の部分だけでした。プレイズハウス1Fのホールと店舗が扉一枚隔てただけの状態で、言うならば、扉を開けるとすぐお店という状況でした。そんな中、第二段階の工事が開かれました。こちらもおそらく二、三週間の間に、話が出て、あっという間に施工が完了した工事でした。ホールと店舗の間にもう一枚壁を立て、客席部分の個室とスタッフの控室が備えられました。それは9月のことでした。
そしてそのすぐ後、せっかく部屋が与えられたので、それを最大限主のために活用したいという思いが与えられました。すぐにまた、短い期間の中でスタッフと協力し、「クリスマスパーティープラン」というはたらきを準備しました。部屋を飾り付け、身近な方と小グループでのクリスマスパーティーを楽しんで頂き、同時にクリスマスコンサートタイムも用意する「手作りの伝道集会」という試みでした。昨日12月30日に至るまでたくさんの方々にご利用いただきました。全部で十七組がご利用くださり、百八十名以上の方が利用してくださいました。本当に来る方来る方、喜んで帰っていかれる姿を目にすることができました。コンサートタイムはHiraku&Norikoのお二人に引き受けていただきましたが、食事と音楽、そしてまた店全体が主のために用いられるすばらしいはたらきでした。さらには世にあって、経済という領域を勝ち取る働きであり、全てが主の手に握られ、主が大きく勝利を現してくださった結果だと感謝しています。

私たち夫婦の視点においては、「布陣を敷け」と主が発せられた、その号令とともに始まった働きです。またこの働き以外にも、私たちの家族の中に現された勝利がいくつもありました。皆さんも祈っていただいている通りに、滝元享子さんの大きな手術も成功しました。その後の入院もありましたが、無事退院し、ここに至るまで主の完全なる勝利が現されております。私たちはさらにその勝利を拡大していくために祈り続けています。

二〇二一年振り返る中に、主の勝利の年だったと思います。二〇二二年に向けては、より一層、その勝利が拡大していくと信じています。私たちが戦いに向けて「布陣を敷け」という主の号令に従う。これが二〇二二年に向けて、私が主から与えられているみことばです。

十月の礼拝メッセージで、ダビデとゴリアテの戦いの記事について、その勝利に際して、その経緯の中で色々な立場があったということを学びました。私たちはどのような立場になっているのでしょうか。
結論を言えば、「誰かがダビデで、誰か抜きん出た人がやってくれればいい。」ということではなく、私たちひとりひとりが精一杯、自分自身のできる領域で、ダビデとして、それぞれのゴリアテに立ち向かっていく。クリスチャン一人ひとりが主から力を受けて、より一層そのような歩みをすることができたら、主が現そうとしている勝利、みわざは私たちが目にしているようなものの比ではないぐらい圧倒的なものであると思います。
二〇二二年、主の勝利をますます拡大していきましょう。そしてその勝利を敵に突きつける。鬨の声をあげ、敵にとどめをさす。そのような働きを、歩みを、わたしたち一人ひとりがしていけたらと思います。

エレミヤ書の五十章は、バビロンの滅亡に関する預言の箇所です。先程の引用とは別に、もう一箇所十四節から十五節をお読みして終わります。

『すべて弓を張る者よ。バビロンの回りに陣ぞなえをし、これを射よ。矢を惜しむな。彼女は主に罪を犯したのだから。その回りに、ときの声をあげよ。彼女は降伏した。その柱は倒れ、その城壁はこわれた。これこそ主の復讐だ。彼女に復讐せよ。彼女がしたとおりに、これにせよ。』

冒頭に引用した二十九節の平行表現の様な箇所です。バビロンに対していよいよ主がその存在を許さず、滅ぼされます。我々クリスチャン、またクリスチャンでない者も、主の発せられる号令に、地上に歩む者が従う時、主の大いなるわざがなされます。主の復讐がなされます。
私たちのなすべきことは何でしょう。主の号令に従うことです。『矢を惜しむな。』という表現があります。様々な働きに際して、全てを出し惜しみせず、矢を打ち尽くしましょう。全てを尽くして主の働きに従事しましょう。私自身もこの二〇二一年、ヘブンズアイスクリーム&コーヒーのはたらきに従事する中でその事を学ばせていただきました。そして、主が大きな勝利を現してくださいました。
主が与えてくださる勝利をさらに拡大し、確かなものとするために、二〇二二年、さらに布陣を敷いて、主のために戦っていきましょう。私に与えられたみことばは以上です。ありがとうございました。

 


≪≪滝元開 牧師≫≫

ハレルヤ!感謝します。こうしてこの二〇二一年の最後の日に、この場所でみことばを取り次がせていただけることを本当に心から感謝します。
昨年のこの時間、私がみことばを開かせていただいたのは、詩篇百五篇十二節のみことばでした。

『そのとき主は仰せられた。「わたしはあなたがたの相続地としてあなたに、カナンの地を与える。」』

このみことばが二〇二一年に与えられたみことばでした。この年、どこがカナンの地であったんだろうかと、そんなふうに思ったのですが、この十二月は本当にまさしくカナンの地の祝福のただ中に神さまが入れてくださったような、そんな思いでおります。
今も陽介先生が語ってくださいましたけども、神さまご自身が成してくださった本当に大きなご計画の中での一連の働きでした。このコロナ禍の大変なただ中で事務所が与えられて、それだけでもビックリでしたけども、七月九日にヘブンズアイスクリーム&コーヒーがオープンして、そして十二月には連日の伝道会が開かれました。誰も想像しなかったことでした。そして、そこには総勢百七十数名の方が来てくださったと言われていましたが、十七組というのは、あともう一組が一月の五日に行われます。ですから一月五日のグループを含めて十七組になるのではないかと思うのですが、ノンクリスチャンの方々の数をざっと私が計算したら、百十名ほどの方々がそこに来てくださいました。毎回毎回、ノンクリスチャンの方々と、本当にガチで、目の前で主のことばを語り、そして賛美を届ける働きが成されましたけども、本当に神さまが与えてくださったカナンの地の祝福の時でした。赤ちゃんから、おじいちゃんおばあちゃんにまで、主はその場所に毎日、魂をお送りくださって、カナンの地の恵みは溢れており、本当に色づいた大きなブドウを勝ち取るような、そのような時であったと、そのようにすごく強く感じました。神さまは真実なお方で、導いてくださるお方だと、本当に心から感謝しています。

そして、二〇二二年に私が与えられたみことばは、創世記四十九章二十二節のみことばです。

『ヨセフは実を結ぶ若枝、泉のほとりの実を結ぶ若枝、その枝は垣を越える。』

このみことばが二〇二二年に対して与えられました。すでに本当に神さまは垣を越える大きな祝福を、サタンの支配の中にある方々に手を伸べてくださって、特にこの地域に対しての新たな扉が開かれて、神さまが次の段階へと導いてくださっていることを覚えて、本当に心から感謝しています。主は二〇二二年に必ず、さらに私たちの思いを遥かに超えたところの、垣を越える働きを、神さまが成し遂げてくださると信じています。

「若枝」という表現を他の聖書箇所で見て見ると、イザヤ書十一章一節に、
『エッサイの根株から新芽が生え、その根から若枝が出て実を結ぶ。』
というみことばがありますが、エッサイの根株というのは、エッサイはダビデ王様のお父さんですから、その根株から新芽が生えて、そしてそこから今度は若枝が出て実を結ぶ。そのような働きがなされるんだと書かれています。根株ですので、木を切り倒した根株ですから、そこからまた再び木が大きくなるという事はありえないんですけども、しかし神さまにとってありえないことはなくて、新芽が生えて、そしてそこから若枝が出て、そして実を結ぶ。しかもその若枝というのが垣を越えて神さまの働きを成さるんだと書いてあります。そのことを信じて二〇二二年は進んでいきたいと思います。

ちょっと話は変わりますが、十一月の終わり頃に、私は県民の森に一人で祈りに行ったことがありました。お祈りはいろんなスタイルで祈ると思いますが、その時は歩きながらずっと祈っていました。しかも山の奥を目指してずっと歩いて行きました。日中でしたのでハイキングされている方がたくさんいらっしゃるような中、目を伏せたままずっと歩きながら祈っていました。そして歩いていたら、なんとなく気配を感じました。私の目の前に何らかの気配を感じたので、ふと目をあげたら、何と、目の前に大きなカモシカがいました。