2021年11月12月号

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ザ・メッセージ

 日本には、「備えあれば憂いなし」ということわざがあります。人は、入学・卒業、就職、結婚など、人生の様々な場面で必要な備えをします。これらの準備は楽しい準備といえますが、最近は自然災害も多く、それらの備えの必要性が叫ばれています。では、死に対する準備はどうでしょう。
「死」と聞いてもピンとこない方が多いかもしれません。しかし、誰も予想だにしなかった新型コロナウイルス感染症の出現により、ニュースなどで報じられる重症者・死者の数や身近な人の感染を見聞きし、身に迫ってくる命の危険に恐怖を感じた方も多いのではないでしょうか。
そんな時、困った時の神頼みとばかりに願掛けをしたり、厄除けの札を買ったりする人が多いと聞きます。日本には、八百万(やおよろず)の神がいるといわれ、拝まなかったら悪いことが起こるとか、たたりがあると脅すようなものもあるようですが、あなたはどの神を信じていますか? その神はあなたを守ってくれるでしょうか?
聖書には、次のような言葉があります。『人は、たとい全世界を手に入れても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう。そのいのちを買い戻すのには、人はいったい何を差し出せばよいでしょう。』(マタイの福音書 16 章26 節)
たとえ全世界を手に入れるほどのお金があっても、今は健康であっても、人は必ず死を迎えます。それがいつ来るかは誰にもわかりません。私の両親はクリスチャンで、イエスさまを信じていました。父は85歳過ぎてもとても元気だったのですが、朝少し調子が悪いと言って病院に行き、昼には亡くなってしまいました。また母もある夜、「息苦しい」と言った数分後には息を引き取りました。突然のことに家族は大変でしたし、もちろん悲しみもありましたが、天国へ行ったという確信があったので、心に慰めがありました。それは、二人とも、イエス・キリストを信じる信仰によって、いつ死んでも天国に行ける準備ができていたからです。主のあわれみにより、両親ともほとんど苦しむことなく安らかに天に帰ることができました。本当に感謝です。そんな家庭に育った私も、イエスさまを信じて生活してきました。イエスさまは誠実で、信頼できるお方です。今までどんなに守られ支えられ、多くの恵みを頂いてきたか計り知れません。
聖書の最初に書かれている言葉は、『はじめに神が天と地を創造された』です。すべてを創造し、すべてを知っておられる神さまがおられるということです。また別のところには、『見よ。わたしは、使いをあなたの前に遣わし、あなたを道で守らせ、わたしが備えた所にあなたを導いて行かせよう』という言葉があります。「わたし」とはイエスさまです。イエスさまは人類すべての罪を背負い、身代わりとなって十字架にかかって死なれました。しかし、人類の誰もが打ち破ることのできなかった死からよみがえり、今も生きておられる神さまです。私たちには明日のことはわかりませんが、聖書が示す真の神さまは、あなたの人生に助けを与え、守ってくださり、天国へと導く準備をしてくださっています。イエスさまを信じるなら、天国で永遠に生きるための新しいいのちが与えられます。それを受け取るか受け取らないかの選択は、この地上に生きている間にしかできません。手遅れにならないように、あなたにも、イエスさまを信じて天国へ行く準備をしていただきたいと願っています。
出掛けることを制限され、慌ただしく過ぎた2021年も残り少なくなりました。皆さんは今年のクリスマスをどのように過ごされますか?
新城教会では12月24日のクリスマス・コンサートをはじめ、皆さんをお迎えする楽しい集会を企画しています。もちろん行政から出された感染症対策の指針に沿って実施いたします。一年を締めくくるこの時期、教会でご一緒に過ごしませんか。イエスさまを知るチャンスです。心よりお待ちしています。
皆さんの上に、どんな時にも主からの平安と祝福がありますようお祈りいたします。


 幼い時に、「ウルトラマン」や「戦隊もの」などのヒーロー番組を見て育った僕は、いつか自分もあのスーツを着て悪者をやっつけたい、と憧れていたものでした。
大学に進学し、アルバイト先を探していた時、「スーツアクター募集」の情報を目にし、子どものころの憧れを思い出して、その会社に身を置くことにしました。
先輩たちから、武器の構えかた、キックやパンチの型、アクションシーンで怪我をしないように格闘するためのノウハウなどを学び、ヒーローらしい立ち振る舞いを身に着けることから始まり、格闘シーンをこなすための基礎体力作りに取り組みました。6年弱の年数を経て、悪者の手下役から始まって、主役級の役まで任されるようになりました。
息苦しいマスクや装飾の多い衣装を身に着け、夏は暑く、冬は寒い中で行われるショーは、演じる者にとっては見た目以上にキツイものです。でも、会場にいる皆さん、とりわけ、輝いたまなざしを向けて喜んでくれる子どもたちの姿を見ることは、この仕事へのやりがいと誇りを感じる瞬間です。
僕が幼いころから通っている新城教会では、毎年子どもたちのためにクリスマスのイベントがあるのですが、7年前から「ダイジョバンヒーローショー」が披露されるようになりました。これは新城教会の中から生まれた、いわばご当地ヒーローみたいなもので、僕も6年前からその企画に加わらせていただき、毎回メインヒーローを務めさせていただいています。「ヒーローが悪者を懲らしめる」という鉄板ストーリーの中で、神さまに祈ったり、賛美したり、神さまを見つめ、その語りかけに耳を傾けることなどのエッセンスを盛り込んで、子どもたちに楽しく神さまのことを感じていただけるような内容になっています。
ご当地ヒーローは、当然のことですが、まったくのシロウトの人が中に入り演技することがほとんどです。しかし「ダイジョバン」は僕が関わる限り、本物のヒーローショーを味わっていただけるようにと努めています。
「ダイジョバン」は、一般のヒーローショーとは違って、知名度ゼロの状態から始まっているので、当初は子どもたちの反応が気がかりでした。でも、新城市内の幼児・小学生を中心に、年々ファンを獲得し、毎年楽しみにしてくれる子どもさんが多くなり喜びに堪えません。昨年はコロナの影響で、イベントが中止となりましたが、動画でショーを制作し、子どもたちに向けて配信することができました。今年も何らかの形でお届けすることができれば嬉しいと思っています。
また、新城教会では2014年から数年にわたり、ネパールでのアウトリーチ活動を行っており、医療活動や建物のリフォーム、食事の提供などに、若者を中心としたチームが遣わされました。その一環として、2015年に、現地の子どもたちのためにヒーローショーが企画され、僕も参加することができました。
それは、人里離れた山奥の村で行われました。テレビはおろか電気水道もない、およそ文明とは無縁のような土地で、僕はフルガードのマスクと全身タイツで身を包みます。ヒーローというものを一度も見たことのない現地の子どもたちに自分がどう映るのか、場を盛り上げる効果音や音楽もなく、言葉も通じないという環境で演ずるストーリーがどこまで通じるのだろうかと、最初は不安がありました。
それでも「悪者を懲らしめる正義のヒーロー」を、できるだけシンプルにして演じてみたら、日本と同じような子どもたちの笑顔が見られて本当に安堵しました。その子どもたちの姿に「正義と悪に関する人の物差しは、世界中同じなんだな」と感じ入りました。人は誰でも正義を愛する「神の心」を持つものです。
今後もこのようなパフォーマンスを通して、子どもたちに喜びと神さまの愛を伝えられたらと願っています。


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