2020年6月7月号

ザ・メッセージ

全国に出されていた「緊急事態宣言」は解除されましたが、今後予想される2波、3波の感染拡大に不安を抱きつつ、私たちは今までの生活様式を大きく変えることを余儀なくされています。日本はウイルスによる死亡者数がかなり少ないと言われますが、感染者数と死亡者数の割合では、死亡率5パーセントと、決して低くない値です(世界平均6.5%)。新型コロナウイルスは見くびることが出来ない、強力な死の力がある事に間違いはありません。一体、この戦いはいつまで続くのでしょうか。
前回、新城教会ニュースをお手元にお届けしたのは、4月12日(日)の朝でした。しかしその日の朝、私を含め新城市民の間に、大きな衝撃と戦慄が走りました。なぜなら、新城市で新たな新型コロナウイルス感染者が4人確認されたという報道に接したからです。しかも感染経路
は全員不明で、市中感染を予測させる内容でした。
新城市は人口4.5万人弱の小さな町です。人々の住んでいる地域も限られており、それが事実ならば、ウイルスはすでに市中に拡散している事を意味します。
その日私は、新城教会ニュースの中で、読者の皆さんにある事を提案していました。それは、人には緊急事態回避機能が組み込まれているというもので、一つは「祈り」であり、もう一つは、「人とは被造物の管理人」で、本来、すべての被造物は人の命令に従う、という内容でした。この機能を使い、以下の言葉を宣言して下さい、とお願いしていました。

❶天地宇宙を創られた神、イエスさま。今、私たち人類を「新型コロナ・ウイルス」の脅威から守り、助けて下さい。アーメン!

❷「新型コロナウイルスよ。私は管理人としておまえに命ずる! これ以上、世界に拡大してはならない。人類に危害を加えてはならない! 管理人の命令に服従せよ! 即刻、人類から手を引け!!」

その朝、新城教会ニュースを読まれた多くの方々は、差し迫った危機を目前にして、神に助けを求めると共に、人に与えられている管理人としての機能を使い、ウイルスに対し、新城市から手を引くように命じました。その日、予断を許さない緊張感と恐怖が地域を覆っていました。
しかし翌朝、信じられないニュースが突然、飛び込んできました。それは、「陽性28人は誤判定。24人が陰性と判明。PCR検査で愛知県」という見出しと、その理由でした。
そこには4月11日に陽性判定された検査に誤りがあり、再検査の結果28人中、24人は陰性で、新城市在住の4人は全員陰性であったという、新城市民にとっては、大きく胸をなで下ろす知らせでした。

そして、判定に誤りがあるのではないかと県の判定に疑問を持ち、再検査を依頼したのは、「新城保健所」でした。もしも新城保健所の方々が、判定に疑問を持たなければ、新城市は今頃、どのようになっていた事でしょうか。私は一市民として、新城保健所の方々に、紙面を借りて、心からの感謝を申し上げたいと思います。
極度の緊張と多忙の極みの中でも冷静さを失わなかった、その高いプロ意識に、心からの賛辞を送りたいです。
そしてもう一つ、「神は緊急時の叫びに答えて下さった」という事実です。今後もこの戦いは続きます。しかし人が真の神に目を向けて叫び、同時にウイルスと、その背後に働いている死の力に立ち向かう時、人生に助けが来ます。
今月も、上掲の二つの言葉を高らかに宣言して下さい。近い将来、必ず、暗いトンネルから脱出し、光を見る事でしょう。その日を信じ、互いに励まし、助け合い、勝利に向かって前進しましょう。

『ですから、神に従いなさい。そして、悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げ去ります。新約聖書 ヤコブの手紙4章7節』

『求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。だれであれ、求める者は受け、捜す者は見つけ出し、たたく者には開かれます。』

私は牧師の子どもとして生まれ、いつでもどんな時でもイエスキリストの名前によって祈る事を学び、実行してきました。そして今ではその祈りは、子どもや孫たちにも受け継がれ、家族・親族それぞれが数えきれない程の、祈りの応えを体験してきました。

ずいぶん前の話になりますが、私は結婚して10年程借家に住んでおりました。その部屋はとても湿気が多く、布団にカビが発生する程でした。そんなある日、私は「イエス様、お金の蓄えは全くありません。でももしできたら家を与えてください。」と初めて家についてお祈りしました。このことは親にも、家族にも話した事はありませんでした。
「日当たりの良い所で、大きいリビングがあり、部屋がいくつ…」などなど希望を具体的に祈りました。すると、なんと次の日、両親から電話があり「少し援助をするから家を建てないか」と言われビックリしました。そして1年後には祈った通りの家が与えられました。

また次男が14歳でギターを始め、将来ギタリストになりたいという夢を持ち、毎日イエスキリストに祈るようになりました。彼が高校を卒業したある日、新城教会に世界一流のサックス奏者であるロンブラウンさんが来られました。息子はロンさんに向かって、「アメリカに行って、ギターのプライベートレッスンを受けたいのですが誰か紹介してくれませんか」と直接頼みました。しかし、それは簡単なことではなく、当然のように断られてしまい、彼はとてもガッカリしていました。しかしその次の日、ロンブラウンさんが興奮して、私のところに来て言いました。
『ビックリすることが起きました。昨夜突然、スティービー・ワンダーやカークフランクリンのサポートをし、グラミー賞にもノミネートされた事のあるドクパウエルという超有名なギタリストから、「ギターの弟子を取りたいんけど、ロン、誰か紹介してくれないか?」というメールが来ました。もし良ければ息子さんを紹介しても良いですか?』そして息子はロサンゼルスへ渡米し、約2年間ギターを学ぶ事ができました。
帰国後、東京の家内の実家に下宿をしつつ、音楽活動を始めました。しかし音楽業界は競争率がとても高く、多くの人がギタリストを目指して挑戦しています。そんな中で息子がギターだけで生計を立てていく事は、とても難しいだろうと考え、彼にそのことを伝えました。しかし彼は、「アメリカに行けるように祈った時も、祈りが応えられた。だからお父さん、無理だと言わないで、プロになれるようにお祈りしくれ」と言い、私たちは一緒に祈りました。
今、息子は、三浦大知・MayJ.・Generations・w-inds.・超特急・EXILE・絢香・三代目JSourBrothers・倖田來未・BoAなどなど、数えきれないほどの方々とコンサートツアーやライブ、レコーディングなどに参加しています。
また昨年の4月より久石譲氏の後任として長野市芸術館のレジデントプロデューサーに就任し、仕事をさせていただいています。
他にも小さなことから大きなことまで、数えきれないほど祈りが応えられてきました。確かに、私たちの信じているイエスキリストは生きています。そして祈りに応えて下さる神です。

あなたも「イエス様あなたを信じます。〇〇がかなえられますように。イエス様のお名前によってお祈りいたします。アーメン」と声に出し
てお祈りして下さい。