「恐れないで。神があなたと共にいる。」

一人の天使の出現が、多くの天の軍勢となりました。ですからあなたが神さまをあがめる時、突然、天の軍勢があなたの周りを取り囲むかもしれません。

そしてイエスさまの生涯の第二場面は、ゲッセマネの園でした。ルカの福音書二十二章四十三節、

『すると、御使いが天からイエスに現れて、イエスを力づけた。』

この天使が現れたのは、イエスさまの生涯で一番暗い時で、励ますためでした。あなたにもあなたを励ます天使がいることをお伝えしたいと思います。

三つ目の天使が現れた場面は、復活の時です。ここには何人かの天使たちが出てきますので、何箇所か聖書を読んでみたいと思います。マタイの福音書二十八章二〜八節の前半をお読みします。

『すると、大きな地震が起こった。それは、主の使いが天から降りて来て、石をわきへころがして、その上にすわったからである。その顔は、いなずまのように輝き、その衣は雪のように白かった。番兵たちは、御使いを見て恐ろしさのあまり震え上がり、死人のようになった。すると、御使いは女たちに言った。「恐れてはいけません。あなたがたが十字架につけられたイエスを捜しているのを、私は知っています。ここにはおられません。前から言っておられたように、よみがえられたからです。来て、納めてあった場所を見てごらんなさい。ですから急いで行って、お弟子たちにこのことを知らせなさい。イエスが死人の中からよみがえられたこと、そして、あなたがたより先にガリラヤに行かれ、あなたがたは、そこで、お会いできるということです。では、これだけはお伝えしました。」そこで、彼女たちは、恐ろしくはあったが大喜びで、急いで墓を離れ、』

ここには一人の天使が出てきますが、この場面をヨハネの福音書で見ると、もっと天使が出てきます。ヨハネの福音書二十章十二節、

『すると、ふたりの御使いが、イエスのからだが置かれていた場所に、ひとりは頭のところに、ひとりは足のところに、白い衣をまとってすわっているのが見えた。』

ここには二人の天使が出てきます。一人は頭のところに、一人は足のところに。イエスさまは復活されたのです。イエスさまは死に打ち勝ったのです。復活されたイエスさまの臨在が私たちと共にあるのです。あなたの人生の中に復活されたイエスさまの臨在があるのです。ですから私たちは恐れてはいけません。恐れることはないのです。詩篇三十四篇七節をお読みします。

『主の使いは主を恐れる者の回りに陣を張り、彼らを助け出される。』

あなたには天使であふれた天の軍勢が取り囲んでいるのです。ですから、心配しないでください。

そして世界的なコロナウイルスの感染症下で三番目に私たちがしなければならないことは、「平静を保て。恐れにえさを与えるな。」

 なぜでしょうか?なぜなら世間からは恐れの声が飛んでくるからです。その声は、「何か悪いことが起こる」とあなたに語ります。また声は、「あなたは感染する」と言います。この声を聴いて恐れを増幅させないでください。イエスさまは舟に乗っておられました。もし舟に乗っておられなければ、弟子たちは死んでいたかもしれません。しかしイエスさまは彼らと一緒にいたのです。そして今日、イエスさまはあなたの舟に乗っておられるのです。あなたの舟の名前は何でしょうか?夫婦関係ですか?家庭ですか?孤独という名前ですか?子どもという名前ですか?両親という名前ですか?学校という舟の名前ですか?イエスさまはその舟に乗っておられるのです。ですから恐れに餌を与えるのはやめましょう。
信仰は口で表すものですが、同じように恐れも口で表すものです。ですから私たちが「怖い」と言い始めると、また「私に触れないで」、「近づかないで」、「私の近くまでウイルスが来ている」と言い始めると、また「イギリスの変異種は致死率が高い」、「これからどうなるのか」、「どうしたらいいか」と言い始めることは良くないのです。そういった恐れの言葉を口にしないでください。このような恐れの言葉を口から出さず、神の言葉を宣言しましょう。そうすればあなたの信仰が働きます。信仰が燃えてきます。リバイバルされることができます。そして恐れから解放されます。なぜなら主の天使は、主を恐れる者の周りを取り囲み、あなたを守るからです。

天使とは誰でしょうか?イエスさま自身です。ですから、このみことばを忘れないでください。マタイ八章十三節には「あなたの信じたとおりになる」と書いてあります。あなたが宣言した通りになるのです。ですから恐れを宣言しないでください。恐れについて話さないでください。世界的な感染症が終息するときには、このことを思い出して頂きたいです。ウイルス蔓延の始まりから撲滅までの中間期で、いつもイエスさまが私たちと共にいてくださったということを。私たちは孤独ではありません。この中間期を脱出するために、イエスさまは私たちと共にいてくださるのです。
コロナウイルスをなぜ恐れるかというと、死につながっているからです。これは私がいつもインターナショナルの礼拝で言っていることなのですが、「あなたは、あなたの人生に対する神のみこころが完成するまでは死なない。」ことを覚えてください。神さまの計画されたことがあなたの人生に成就するまでは、あなたは決して死ぬことはありません。その前には死なないのです。
私たちがこの世界的感染症の状況下で、あらゆる予防策を行っているのなら、三番目のポスターにあったことをしてください。平静を保ち、前に進んでいきましょう。なぜでしょう?それは神さまがあなたと共にいてくださるからです。イエスさまはあなたと舟に乗っておられます。それではお祈りいたしましょう。

主よ。今日、あなたのみことばを感謝します。私たちの不安をあなたに差し出します。恐れを差し出します。心配を、パニックを、差し出します。一つ一つの恐れをあなたに渡します。感染する恐れや、コロナウイルスに対する恐れや、ワクチンの副作用に対する恐れや、病院へ行く恐れ、全ての恐れを、主よ、あなたに明け渡します。また自分の夫や、妻や、子どもたちや、両親が感染するのではないかという恐れをささげます。また自分の職場や学校の誰か、家族の誰かがコロナに感染するのではないかという恐れをあなたにささげます。今日すべての私の恐れをあなたにささげます。そして十字架のもとに持っていきます。この恐れを十字架につけ、そこにかかったままにしてください。あなたは十字架上で、このパンデミックの問題のためにも死なれました。私の恐れを解放するためにも死なれました。あなたは平和の君であるからです。

主よ、すべての理解を超えるあなたの平安が、私の心を守り、妻の心を守り、夫の心を守り、子どもたちの心を守り、両親の心を守り、もう恐れないようにしてください。今日、私はみことばを宣言します。あなたが私の隣におられることを宣言します。私は一人ではないことを宣言します。またあなたが私の右の手を取り、心配するなと言っておられることを宣言します。「あなたは一人ではない」と言われていることを宣言します。

主よ。この世界的な感染症を抜け出した時、私がもっと霊的な人となっていますように。もっと優れたとりなし手となっていますように。あなたをもっと愛するようになりますように。私の家族ももっとあなたを愛するようになりますように。あなたへの時間をもっと持つことができますように。感謝します。また私はあなたの約束を信じます。みことばには、いかなる災難も私の天幕には近づかないと書いてあります。天の軍勢は神を恐れる人々の周りを取り囲み、彼らを守るからです。感謝します。あなたの天の軍勢は、今私たちと共にいるからです。

聞こえてくる恐れの声を私は宣言しません。私はあなたのみことばを宣言します。そして、みことばには、『千人が、私のかたわらに、万人が、私の右手に倒れても、あなたは私と共にいる』と書かれています。私を立ち上がらせ、支えてください。たとえ地が揺らいでも、私はあなただけに信頼します。感謝します。私と共におられることを感謝します。私の家族と共におられることを感謝します。私の教会と共におられることを感謝します。イエスさまの名前によってお祈りいたします。アーメン。