『何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。』

確かに戦い。絶対必要ですし、聖霊に満たされていくことも絶対必要です。しかしあえて

『何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪をおおうからです。』

『互いに熱心に愛し合う』事が、戦いであり、聖霊の満たしです。熱心に愛し合うことがみことばの剣だと教えられました。

『愛は多くの罪を覆うからです。』とあります。私たちが愛していく時に、キリストの義が現わされる。聖められて、愛というみことばの剣が暗闇の力を打ち破ることができると信じます。

互いに熱心に愛し合うことが万物の終わりが近づいた時、最も大事だとこの場所では語っています。

私たちは互いに愛するという事を意識していますか? 偽りの父はエゴ。自分中心。他人は関係ないと思わせていませんか?この暗闇の力に対抗する為に、互いに熱心に愛していきましょう。

有名なみことば、マタイ二十二章三十七節~三十九節、

『そこで、イエスは彼に言われた。「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』これがたいせつな第一の戒めです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』という第二の戒めも、それと同じようにたいせつです。』

とあります。皆さんご存じのみことばです。

まず「心を尽くして、思いを尽くして、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。」とあります。これがたいせつな第一の戒めだという事です。あなたはどれだけ主を愛していますか?皆さんの五感すべてで、主を心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして主を愛していきましょう。日頃の生活の中で、主が語られる事をよく聞く器となりましょう。更に聖書を読みなさいとか、もっと祈りなさいとか、もっと主にささげなさい。奉仕しなさい。集会に参加しなさい。など語られていると思います。もっともっと主を愛して行きましょう。

「あぁ、いいみことばだ。」それで終わっていませんか?語られ、教えられていながら行動で主を愛していくことを忘れていませんか?聞くだけで満足していませんか?

『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』

このことが第一の戒めだとあります。ヤコブ一章二二節

『また、みことばを実行する人になりなさい。自分を欺いて、ただ聞くだけの者であってはいけません。』

みことばを実行しましょう。主を私たちの持っているもの全てで主を愛しましょう。
今週はあなたが何をするにも神の国と神の義を第一に求めてください。イエスさまを一番として、あなたが行動する。何をするにも、判断するのはイエスさま第一。イエス様中心で考えて行きましょう。
このクリスマスの時、イエスさまはあなたに語っておられると思います。主があなたに語っておられること、求めておられることを実行しましょう。あなたのために生まれてくださったイエスさまに対し、このクリスマスの時に与えてくださった愛をお返ししましょう。

『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』

そして、もう一つのみことば、マタイ二十二章三十九節に、

『『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』という第二の戒めも、それと同じようにたいせつです。』

一番目の、イエス・キリストを心から愛することと同じように大切だと語っています。今日、あなたの隣人を心から愛してください。私も自分の一番の隣人は誰かなと思うと、やはり家内です。エペソ五章三一節

『それゆえ、人は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となる。』

ふたりは一体だからです。今、調子が悪く、少しずつ回復してきましたが、もう二度と入院することがないように、そして完全に主の癒しがあり、驚くような完全な癒しが体験できるように真剣に祈っています。皆さんも続けてお祈りください。しかし、やはり自分は弱い者であり、また先ほど語ったように偽りものの悪魔によつて、わかってはいるのですが様々な偽りのささやきに心惹かれてしまう時があります。

家内は、病気になる前は、家で里子を育てて、その里子が大きくなったら、今度は孫の世話をしたい。そしてイエスさまのために働きたい。と常々言っていました。また将来お年寄りの方々のお世話をしながらイエス様の愛を伝えたいと願い、ホームヘルパー二級の免許を取得しました。
しかし、今彼女はお世話をする側ではなく、月曜日から土曜日まで株式会社プレイズの、デイサービスしおんに利用者としてお世話になっています。ある日デイサービスの送迎車を待ちながら、玄関で家内と喋っていました。そうしたらポツンと家内がこんなことを言いました。

「これから孫の世話をしたいと思っていたし、主のために働きたいと思ったけど、何にもできない体になってしまった。どうしてこんな病気になっちゃったんだろう?」

と涙を流しながら、ポツンと呟いたことがありました。その時、私は本当に胸が痛く、辛い思いがしました。確かにイエスさまには癒しがあり、主が生きている事を私も家内も知っていますし、信じています。しかし現状に押しつぶされそうになって家内が語ったことばに悲しみを抱きました。ローマ書八章二十八節に、

『神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。』

とあります。「あなたの病気は必ず益となる。癒しを通してイエスさまの栄光をあらわして下さるよ」と家内には答えたのですが、私は心の中で、「主よどうしてですか?あなたは将来と希望を与えて下さるという約束じゃなかったんですか?」と、主に悲痛な気持ちで訴え祈りました。私は家内の苦しみの言葉を聞いて、何か、信仰がガタガタと崩れて、心が痛くてたまりませんでした。

自分は時が来たら、必ず主が栄光を現してくださると信じています。しかし主が、なんでこんなことを私たちの家族に行うのだろうか。こんな試練、こんな苦しみが、なんであるのだろうか。そんなことを思い、「どうしてですか、イエスさま。助けてください」と主イエスさまに自分の不信仰をさらしだして、訴えて祈った時がありました。

また家内が薬を飲む時、お水で薬が飲めない時があります。そのため薬を一粒ずつゆっくり服薬ゼリーとともに飲ませています。それでも、なかなか飲み込むことができません。ゆっくりゆっくり飲みつつ、飲めなくて、「飲めない」と薬を吐き出す時があります。本当に苦しんでいるんですね。そんな時、私も余裕がなくて、イライラするんですね。「早くしてよ。忙しいんだよ。」と怒ってしまうのです。そんなことをしていると家内も辛くて飲むのをやめてしまいます。だから彼女に対してイラつき、「しっかり飲んでよ!」と、怒る時があるんですね。皆さん結婚式での誓約文ご存じですか?夫婦になるために神と人の前に誓約する大切なプログラムです。皆さんご存知だと思いますが一度確認してみましょう。私と家内の場合

♡♡結婚式の誓約♡
あなたは今この上條直美と結婚し、妻としようとしています。あなたはこの結婚が神のみ旨であることを確信しますか? (確信します)

あなたは神の教えに従って、夫としての分をはたし、常に妻を愛し、敬い、助けて変わることなく、その健康の時も、病の時も、富める時も、貧しき時も、いのちの日の限りあなたの妻に対して固く節操を守ることを約束しますか? (約束します)

このように誓約して結婚しました。その時は、家内と結婚できることの嬉しさで、「約束します。」と、これは神さまの前に、また人の前に大胆に告白した事を覚えています。また家内も同様に誓約しました。しかし家内が病んでいる時に、本当に愛しているのか?と思うと、自分の都合で、自分の感情でイライラしてしまったり、感情で暴言を吐いてしまったりしている時に、辛くなります。家内が一番辛いのに自分の都合で暴言を言ってしまう「本当に申し訳ないな。」と思います。家内に「ごめん。」と謝ると「怒らないで。叩かないでよ。」と言われます。クリスチャンだというのに、イエスさまの愛とか、またイエスさまのご計画とか、イエスさまは必ず大きな祝福を家内と上條家に必ず与えていただけるということはわかってはいますが、私はその約束を忘れて今の境遇に振り回されてしまう時があります。
結婚されている方、ぜひ覚えてください。またこれから結婚を考えている方も覚えてください。結婚を願っている方は最高の人が与えられるように。またイエスキリストの愛に満たされた方と結婚できるようにお祈りしてください。一時的な愛ではなく、その愛とともにイエス様を第一として愛に満たされた方と結婚ができるようにお祈りください。また結婚されている方は、神と人の前で誓約した言葉をしっかり理解し、イエスキリストの愛によって愛し合う夫婦となるよう祈ってください。

それともう一つは、家族に対して愛を頂かなくてはいけません。家族が病気をしたり、事故だとか、怪我だとか、大変な時はいろいろ心配するわけです。私たちは結婚して別世帯になってしまうと、あまり兄弟という意識がなくなってしまう時があります。特に私は滝元家の三男として生まれ育ちました。上條家に養子に入りましたが、もとは滝元という姓を名乗っていました。滝元家は特別かもしれませんが、兄弟としての意識が余りありません。しかし主の定めとして家族、兄弟として生まれさせてくださいました。聖書には兄弟、家族に対して教えている箇所があります。詩篇百三十三篇一節、

『見よ。兄弟たちが一つになって共に住むことは、なんというしあわせ、なんという楽しさであろう。』

兄弟が心ひとつにして愛し合うことが幸せであり楽しさだと教えています。よく兄弟が遺産相続でもめて敵対視し裁判までして決別する事があると聞きます。今日あなたは血を分けた兄弟の祝福のために祈りましょう。

特別あなたのご両親のために祈りましょう。私の父母はともに亡くなってしまいましたが、過去はよく親に対しても反抗したなぁと思います。親孝行をしたいと思っても亡くなってからでは遅いのです。出エジプトの有名なみことばで、二十章十二節に、『あなたの父と母を敬え。』とあります。しかしその後のみことばをご存知でしょうか?

出エジプト二十章十二節を最後まで注意深く読んでみましょう。

『あなたの父と母を敬え。あなたの神、【主】が与えようとしておられる地で、あなたの齢が長くなるためである。』

父と母を敬え。そうすればその後、あなたの主が与えようとしておられる地で齢を長くするとあります。
父母を大切にしていくとき、あなたが住んでいる地、またまだ住んでいなくても主が与えようとしている地、家で平安に長生きできるとあります。近所つきあいも祝福されます。ぜひ両親を愛していただきたいと思います。

また私は、今回こんなみことばを見つけました。箴言二十三章二十五節、

『あなたの父と母を喜ばせ、あなたを産んだ母を楽しませよ。』

こんなみことばがあったんだと思いました。「あなたの父と母を喜ばせ」、そして「あなたを産んだ母を楽しませよ」とあります。まだ皆さんのお父さん、お母さんが生きておられたならば喜ばせてください。愛を思いっきりかけて大切にしてください。特別、母親に対しては「あなたを産んだ母を楽しませよ」とあります。今日、若い兄妹姉妹、まだお母さんがおられましたら、今週は楽しませてあげてください。母がいなかったらあなたは生まれてはいません。母が大変な生みの苦しみを持ってあなたを生んでくださいました。父母を喜ばせて、特別母親を大切にし、楽しませてあげてください。私も上條家の養子になりましたので上條家の父母はまだ生きておりますから、何かしなければいけないな、何をしようかなと考えています。なかなか喜ばせることができませんが、でも今週は熱心に、愛し、楽しませようと思います。

そして箴言十一章二十九節が、これは家族のことについて、リビングバイブルのほうが分かりが良いと思うので、リビングバイブルで読んでみますが、厳しいことが書いてあります。

『家族を怒らせるようなばか者は、やがて大事なものまでなくし、ついには知恵ある人の使用人になりさがります。』

いつも読んでいる聖書では

『自分の家族を煩わせる者は風を相続し、愚か者は心に知恵のある者のしもべとなる。』