「新しい未来を切り開くために」

2021年3月14日(日)新城教会スタッフ 滝川充彦

第二列王記5章14節

『そこで、ナアマンは下って行き、神の人の言ったとおりに、ヨルダン川に七たび身を浸した。すると彼のからだは元どおりになって、幼子のからだのようになり、きよくなった。』

ハレルヤ!おはようございます。今日こうして、この場所に皆さんの祈りに支えられて立たせて頂いていることを心から感謝します。先ほどの滝元堅志君の特別賛美、素晴らしかったですね。私は救われて今年で二十年になるんですけども、彼とは小学校、中学校同級生で、彼が教会に導いてくれて、そして救われて今ここに立たせて頂いております。堅志君がいなければ私は今ここに立っていないと言ってもいいかと思います。本当に主の不思議な導きの中、こうして生かされていることを心から感謝します。

ところで今日は何月何日でしょうか。二〇二一年三月十四日ですね。しかし聖書の暦ではニサンの月の第一日ですね。新しい年の始まりです。ここで皆さんで神さまの時の中の新しい年の始まりを心からお祝いする「Happy New Year!」と宣言したいと思います。今まで新城教会でこの時をお祝いしたことがあるかどうか分かりませんけど、この新しい年、主に期待して宣言したいと思います。では皆さんで「主の年、Happy new year! 」と宣言しましょうか。いいですか?さんはい!「主の年、Happy new year! 」新しい年、主に期待します。アーメン!
今からのみことばの時も神さまが語ってくださることを信じて期待して、この礼拝に臨んでいきたいと思います。

今日は「新しい未来を切り開くために」というテーマで皆さんとみことばを受け取っていきたいと思います。今日はアラムの王の将軍、ナアマン将軍が神さまによって癒された、そのストーリーから神さまのみことば、また神さまのみ思いを皆さんと共に受け取っていければと願わされております。
ナアマン将軍は北イスラエルと度々戦ったアラムの王の将軍でありました。彼は王からも尊敬されて、重んじられて、そして高い地位にある人物でした。アラムの国の中においても重要な皆から尊敬されるような人物であったかと思います。

そんなナアマン将軍がツァラートという重い皮膚病に侵されてしまいます。

 

この重い皮膚病に侵されたナアマン将軍は、もう何の解決策もない、希望もない、失意のどん底に陥り、また真っ暗闇の只中に落とされたようなそんな心境であり、状況であったかと思われます。

 

しかしそんな中、一筋の希望の言葉を耳にします。それは何であったかというと、第二列王記五章三節、

『「もし、ご主人さまがサマリヤにいる預言者のところに行かれたら、きっと、あの方がご主人さまのツァラアトを直してくださるでしょうに。」』

と、若い娘がこの言葉を語りました。

この若い娘はどこから連れて来られたかと言うと、アラムとその北イスラエルは度々戦っていて、アラムがイスラエルを負かした時にその北イスラエルの地から若い娘を連れて来て、そしてナアマン将軍の奥さんのために仕える使用人、奴隷のような存在として連れてこられた人物でありました。
そんな若い娘が、ナアマン将軍がツァラアト、重い皮膚病にかかったということで、「私のいた北イスラエル、このイスラエルの神、またその神に仕える預言者エリシャがきっと癒してくださるでしょうに。」というような言葉を、このナアマン将軍の奥さんに語り、それをナアマンが聞いて、一筋の希望をもらって、そのエリシャのほうに向かうんですね。もうたくさんの贈り物を持って、しもべたちを引き連れて、エリシャの所に向かいました。

そしてエリシャの家の入り口に到着すると、出てきたのはエリシャではありませんでした。エリシャに仕えている使いの者でした。そしてそのエリシャの使いの者がナアマン将軍に語った言葉が、五章十節ですね。

『エリシャは、彼に使いをやって、言った。「ヨルダン川へ行って七たびあなたの身を洗いなさい。そうすれば、あなたのからだが元どおりになってきよくなります。」』

そんな言葉をナアマンはもらっただけでした。ナアマンは本当に憤慨しましたね。はるばる贈り物を携えて、そして当時は北イスラエルはアラムより劣勢だったと思われるんですけども、この弱小国のイスラエルまで来て、そしてまたナアマン将軍はアラムの王の将軍でしたから、「高い地位にある私がここまで下ってきたのに、ヨルダン川へ行って水浴びをしろ?アラムにはアマナやパルパル、もっと素晴らしい大きい美しい川があるではないか。その川で洗ったら癒されないんだろうか?わざわざあんな小さな汚いヨルダン川でからだを洗わなければならないのか?預言者エリシャが自分のからだに手をかざしてイスラエルの神に癒しを祈ってくれるかと思ったのに…と大激怒して、アラムへ帰ろうとしてしまいました。
そんな中、ナアマン将軍と一緒に行ったしもべたちが、「そんなに難しいことを言ってるわけじゃないんだから言った通りにしてみたらどうですか?」と諭すんですよね。ナアマンも本当に藁をも掴むような思いでエリシャの所へ行ったと思います。ですからそのしもべたちの勧めを受け入れて、エリシャの使いの者が伝えたその言葉通りにヨルダン川で七回身を浸してからだを洗いました。
どうなりましたかね?そのナアマン将軍は幼子のからだのように癒されました。

このすばらしい神さまの奇蹟が現されたわけですけれども、何がナアマンの病を癒やしたのでしょうか。また何がイスラエルの神さまの奇跡をもたらしたのでしょうか。
それはナアマンに信仰があったからだと思いますか?実はそうではないですよね。イスラエルの神を信じないアラムの国で、ナアマン将軍は王とともにリモンという偶像に仕えるような人物でありました。とても信仰を持っていたと思えるような人物ではありませんでした。彼はただ神のことばを預かる預言者エリシャが使いの者に託した、その神さまのことば通りに従っただけでした。
神さまのことばには力があります。私たちが信仰が強いとか弱いとかは関係ないですね。私たちがどれだけ神さまに仕えているかも関係ないですね。本当にただただ神さまのみことばの前に私たちがへりくだり、そして全てを委ねて、信頼して、そのみことばに従っていく時に私たちは神さまの奇蹟のみわざを受け取っていくことができるということじゃないでしょうか。

ナアマン将軍のへりくだりというものは、相当なことだと思わされます。アラムの王の将軍で、高い位置にある高貴な身分であって、王からも皆からも尊敬されるような人物で、そして自分の国よりも弱い北イスラエルの国まで行って、そしてこのイスラエルの神という、彼にとっては異教の神、その神に仕える名も聞いたことのない預言者の所へ下って行って、そして病気を治してもらうように頼むなんて、本当に大きなへりくだりだと思わされます。
そしてさらにエリシャは出迎えず、そして「七回ヨルダン川に行って洗いなさい。」と理解不可能な言葉を語られただけでした。その言葉に従うというのは相当な屈辱的な行為であったかと思うんですけども、ナアマンは本当に心を砕いてへりくだって従いました。それも七回も、その理解不可能な行為を繰り返したわけですね。七というのは完全数です。ナアマンはとことん神さまのみことばにへりくだって、従ったということではないでしょうか。

今、現代社会において、インターネット、スマートフォンが急速に普及して、大量の情報が私たちの生活の只中に、嫌でも飛び込んでくるような時代であります。その情報というのは正しい情報もあれば、間違った情報、嘘の偽りの情報もあります。また益となるようなものもあれば、どうでもいい人の噂であったり、また時に罪を誘惑するような情報であったりもしますね。多くの情報に私たちは囲まれていますけども、私たちはまさにこの情報の戦場と呼ばれるようなところにさらされているわけですね。
そのような中で私たちが真に信頼し従うべき情報、言葉、それは何でしょうか。それはもちろん神さまのみことばですね。神さまのみことばは百パーセント真実であり、真理であり、力があります。また神さまご自身であります。
重い皮膚病に侵されたなナアマン将軍は本当に人生に行き詰まってしまったわけです。しかしその神さまのみことばに従っていく時に神さまご自身によって未来が切り開かれていくということを見てきました。
私たちも時にナアマン将軍のように、何の希望もない、失意のどん底、もう真っ暗闇の只中に落とされたような、そのような状況に陥る時があるかもしれません。今、私たちは新型コロナウイルスというその問題によって私生活は一変し、本当に困難な時代の中、生かされています。しかし私たちがこのみことばに信頼して、従っていく時に、みことばの真実の力が解き放たれて主の奇蹟のみわざが鮮やかに現され、そして神さまご自身が私たちの新しい未来を切り開いてくださるということを今日皆さんと共に神さまから受け取っていきたいと思います。

ところで、ちょっと今から宇宙の話をしたいと思います。我が家では、最近宇宙ブームです。昨年、日本人宇宙飛行士の野口聡一さんがロケットで宇宙の方に飛び立って行きました。この写真の右側の方が野口聡一さんですね。

 そして今は、ISS国際宇宙ステーションに滞在して仕事をされています。情報社会ということをお話ししましたが、野口さんは今ユーチューバーをやっていて、ISS国際宇宙ステーションからYouTubeの動画を送ってくださって生の宇宙の情報を届けてくださっています。我が家ではそれを見たりして宇宙のことに興味を持って情報を得たりしています。
この宇宙の常識、無重力の世界は、この地上の世界とは全くかけ離れた常識があります。今回、野口さんは船外活動もしています。この船外活動の話しもすごく興味深いです。

 この船外活動の宇宙服を着ておりますけども、これは「一人乗りの宇宙船」と呼ばれるようなものなのですが、これ造るのにだいたいいくらぐらいかかると思われますか?この地上の常識では考えられない、宇宙の常識でありますけども、なんとこれ十三億円かかるそうです。本当にこの宇宙の働きは壮大だなぁと思いますね。最近、野口さんの著書で「宇宙においでよ」という本を少し読みました。

その中で書かれてあったことで、野口さんが宇宙で一番感動したことが綴ってありました。それは何であったかというと、この宇宙から見る「地球の眺め」だと語っていました。

YouTubeなんかでは、野口さんは「生宇宙」なんて表現していましたけども、真空の真っ暗な暗闇の中に、死の世界の中に煌々と青く光る命溢れる地球を見たことが一番宇宙の中で感動したと言うんですね。

そしてその著書の中で、「なぜ人は宇宙へ行くのか」というテーマで、一つの例え話が書かれてありましたので、そのことをお分かちしたいと思います。
「アリさんのストーリー」です。このアリは一次元アリで、前と後ろに進むことしかできないアリです。その一次元アリが真っ直ぐな一本道を前へ進んで行くのですが、そこに大きな岩が置かれてしまうんですね。そうすると一次元アリさんは前後にしか行けませんから、前にはこれ以上進めません。もう一次元アリさんにとってはこの世界の終わりなんですね。
そうこうしているうちに後ろから二次元アリさんがやってきました。

二次元アリさんは前後、そして左右に行けるんですね。平面を移動できます。ですからその岩を回り込んで、そしてまた進み続けることができました。しかし二次元アリさんが進んで行くと、こんな岩の壁がそり立つ、左右に永遠に続く壁が登場しました。二次元アリさんは前後へ行ってみても、左右にも行ってみても、その壁を回り込むこともできずに、壁の向こうに進んで行くことはできないんですよね。

二次元アリさんにとっても、もうこれは世界の終わりなんですね。
そうこうしていると、今度は三次元アリさんがやって来ました。

三次元アリさんは前後左右そして上下にも行くことができるアリさんです。ですからその三次元アリさんは、その岩の壁を颯爽とよじ登って、そしてその壁を乗り越えてまた前へと前進して行くことができたわけなんですね。

この「なぜ人は宇宙へ行くのか」ということで、野口さんがこの例えを話していたんですけども、「今直面している問題を別の次元で見てみると、新しい視点が与えられて、抜け道が見えて、また突破口が開けてくる。地球の問題は宇宙という別の次元から見ることによって、違う考え方、新しい考え方、新しい視点を持って解決方法を探り出すことができる、だから人は宇宙へ行くんですよ。」